かみのやま温泉

かみのやま温泉 基本データ

足湯や公衆浴場も豊富にある、城下町の面影を色濃く残した『かみのやま温泉』でゆったりとした温泉情緒に浸ろう!

所在地 山形県上山市
泉質 ナトリウム・カルシウム、塩化物、硫酸塩温泉
効能 神経痛、創傷、皮膚病、リウマチ、手術後の保養など
アクセス 電車/JR奥羽本線・かみのやま温泉駅下車
車/山形自動車道・山形蔵王ICから国道286号・13号、県道12号経由15km

かみのやま温泉情報

かみのやま温泉は、山形県上山市にあります。

江戸時代に奥州諸大名の参勤交代の宿場町として栄え、会津の東山温泉、庄内の湯野浜温泉とともに「奥州三楽郷」に数えられた温泉地です。新湯、湯町、十日町、河崎、高松、葉山、金瓶など地区ごとに湧く、数多くの温泉を総称して「かみのやま温泉」と呼びます。素朴な純和風旅館から大型観光ホテルまで30数軒の温泉宿が立ち並ぶ温泉観光地です。

最も古いとされる源泉は、湯町の鶴脛(つるはぎ)の湯で、1458(長禄2)年、肥前の国(現在の佐賀県)の月秀という旅の僧が、脛(すね)の傷ついた鶴が沼辺の水に浸かっているのを見留め、温泉を発見したという伝説が残っています。

かみのやま温泉周辺情報

かみのやま温泉街

かみのやま温泉は、温泉が湧くと語り継がれてきた「湯出坂」に、眺める月が美しい、上山城へと続く「月待坂」、袖が触れ合うほど道幅の狭い「袖摺坂」など9つの坂が入り組み、城下町の面影を色濃く残しています。上山城を中心とした城下町の湯町や新湯では、復元された城郭のほか、旧武家屋敷などの藩政時代の名残を目にするでしょう。

市内には源泉かけ流しの足湯が5ヵ所あり、散歩がてら利用できます。
また、公衆浴場は7ヵ所あり、外湯めぐりが楽しめます。最も歴史の古い「下大湯」はその昔、沢庵禅師も入浴しました。

上山は、アララギ派の歌人、斎藤茂吉の故郷として知られていますが、山形市から車で30分ほどの場所で、山形観光の拠点です。夏の東北4大祭りのひとつ「山形花笠まつり」や、500体を超す個性豊かな「かかし」が見られる「秋のかかし祭り」の時期は、多くの人で賑わいます。
秋に収穫を迎えるそばは、夏には白く可憐な花を咲かせます。あたり一面真っ白な夏のそば畑、春の桜など、自然も楽しめるでしょう。

昭和天皇が人間宣言後初めて宿泊した部屋が残る「村尾旅館・離れ荘」など、皇族一家御用達の温泉地でもあります。

温泉情緒豊かな温泉地のお湯で体を温め、山形の美味しい食べ物に舌鼓を打つ。

『かみのやま温泉』へぜひお気軽にお出かけください。