白神山地

世界的にも珍しい広大なブナの原生林が圧巻!

白神山地は、青森県と秋田県にまたがるブナの原生林と岩木山が広がる山岳地帯です。
13万haもの広大な敷地が広がっていて、そのうち、約1万7000haが世界の自然遺産として登録されています。

白神岳にある花崗岩の上には、海底火山の灰や砂が堆積して固まっています。
海底隆起を遡ると約800万年前から作られていた計算になります。
その後、おおよそ8000年前に現在のブナの森が出来上がりました。

山地付近には、赤石川や追良瀬川の清流が流れ、憩いの場として親しまれています。
これほどブナの原生地区が広大な例は、世界的にも珍しく、世界遺産に登録されるに至りました。
ブナの他に、ミズナラ、サワグルミの樹林や約500種の植物、ツキノワグマ、カモシカ、キツネなども生息し、豊かな生態系が残されています。

白神山地では、白神岳、十二湖、天狗岳、暗門ノ滝を巡るのがオススメ。
4日~5日のスケジュールでゆっくり巡るのが良いでしょう。

[白神山地] 基本情報

所在地 青森県西津軽郡鯵ヶ沢町、深浦町、中津軽郡西目屋村、秋田県山本郡藤里町
登録年月日 1993年12月
種類 自然遺産
アクセス方法 JR秋田駅から奥羽本線特急で東能代駅で乗り換え。
JR五能線で白神岳登山口駅、十二湖駅など目的地別に下車。
なお、天狗岳へはバスの運行がないため、マイカーかタクシーで天狗峠まで行って下車。

[白神山地] 見所を要チェック!

白神岳

白神岳では、ブナやヒバの鑑賞が楽しめます。
登山をされたい方は、JR五能線の白神岳登山口駅で下車した後、二股分岐、蟶山(まてやま)、十二湖分岐、白神岳と歩くルートがオススメです。
山頂から岩木山を望む景色は絶景。
白神の主峰から、海抜0mのもと来た場所を見下ろすのも心地が良いでしょう。
徒歩で山頂の往復をすると約10時間。余裕を持って行きたいところです。

十二湖

十二湖では、さらにブナの原生林と日本キャニオンを巡れます。
その名の通り、青色の池がある青池や美しい沸壺(わきつぼ)の池が観られることでも有名。
奥十二湖に出たら、岩肌と緑の原生林が広がる日本キャニオンの展望台まで歩いてみましょう。
所要時間は、約1時間30分です。

天狗岳

天狗岳は、白神岳の北部に位置しています。
白神ラインで天狗峠に着いたら、崩壊地、天狗岳と巡るコースがオススメです。
崩壊地ではノズの赤たぐれを鑑賞でき、天狗岳の山頂からは向白神岳を一望できる絶景スポットがあります。
こちらも、ブナの原生林の保護地区なので、自然の風景を楽しむことができるでしょう。
所要時間は、山頂への往復で約5時間30分ほどです。

暗門ノ滝

暗門ノ滝は、白神山地を代表する名瀑として知られています。
第1の滝から第3の滝まで巡るコースがスタンダードで、途中には、暗門大橋、ブナ林散策道などがあります。
シーズンには紅葉も楽しめます。
全体を周っても約2時間程度。
第1の滝では、激しい水しぶきをお目にかかることができるでしょう。

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