一生に一度の体験「宝塚」編

今年は例年よりも早く桜が満開を迎えてしましたが、新しい季節の訪れはいつも新鮮な気持ちを呼び覚まします。

今回ご紹介する「一生に一度の体験」は、頬を桜色に染めるめような、まさにトキメキを覚えるようなものです。

「どんなものなんだろう?」

「一度は見てみたいな!」

「何だか敷居が高そう」などなど・・・。

誰もが1度はその名前を聞いたことがあるはずです。

それは「宝塚歌劇」!!実は、社員旅行や修学旅行でプランに盛り込んでほしいアクティビティとして根強い人気があるのです。

では早速、ご紹介していきましょう。

実は知ってるようで知らない「宝塚」の歴史

宝塚歌劇は、皆さんご存知の通り、女性のみが出演する舞台芸術です。

その始まりは今から100年以上も昔に遡ります。

初めは「宝塚唱歌隊」というわずか16名の少女による組織でした。

宝塚大劇場(外観イメージ)
宝塚大劇場(外観イメージ)

阪急電鉄の創始者・小林一三が乗客誘致のため宝塚に作った温泉施設の余興として少女だけの唱歌隊が考えられたそうです。

それが、今や日本が誇る大歌劇団になっているのですから、驚きですね。

社員旅行で行く前に「宝塚」に詳しくなってもっと舞台を楽しもう!

「宝塚」にある5つの組とは?

宝塚歌劇団は「花」、「月」、「雪」、「星」、「宙」の5つの組と歌やダンスのスペシャリストが集結する「専科」で構成されています。「専科」に所属する役者たちは、各組の公演に特別出演し、舞台をさらに盛り上げる役を担っています。

1つの組には約80名の出演者が在籍し、それぞれの組に男役・トップスターと、相手役をつとめるトップ娘役が各1名ずついます。

宝塚大劇場(客席イメージ)
2,550席を有する宝塚大劇場

400人を超えるタカラジェンヌの中で、トップスターになれるのはたった5人。ステージ上での華やかな姿の一方で、その責任も重く、よくトップスターが背負う大きな羽根に例えて語られています。

「宝塚」の魅力ってどんなとこ?

その1:「宝塚」のお決まり

宝塚歌劇は、日本古来の物語から話題のミュージカルまで、幅広いジャンルの演目を上演しています。

しかし、どの公演を観に行っても必ず見られる「お決まり」があるんです。

宝塚のお決まりの場面は2つ。「ラインダンス」と「フィナーレ」です。

宝塚歌劇団ラインダンスイメージ

ラインダンスはご存知の通り、数十人が横一列に並んで踊るダンスです。脚線美が映える衣装を身につけた踊り子たちが、一糸乱れぬダンスを展開します。

それはもう圧巻!!目を奪われるとはこのことです。

そして、もう1つのお決まり「フィナーレ」。スターたちが大きな羽根を背負い、大階段を降りながら華麗に舞台を舞い踊ります。

女性だとわかっていながらも、その姿にはうっとりすること必死。「カッコ良い」が満載で、たとえ主人公が死んだとしても、華やかなフィナーレを迎えるのが特長です。

その2:衣装へのこだわり

豪華で色鮮やな衣装も、宝塚の見どころのひとつです。

細部までこだわった衣装は、スパンコールやレースなどで装飾され、華やかなステージを際立たせています。

観劇に行った際は、ぜひ衣装の方もオペラグラスでチェックしてみると楽しいですよ。

宝塚の衣装は細部までのこだわりが

宝塚大劇場にある「ステージスタジオ」では、そんな華麗な衣装を、実際に着て記念撮影できます(有料)。観劇の思い出にトライしてみるのもいいですね。

メイクをして写真撮影!スターと同じ衣装を着て、心はあなたもトップスターです。

その3:舞台音楽は生演奏

宝塚の舞台は、1914年の初演当時からオーケストラが迫力ある音楽を奏でています。生のオーケストラが作り出すメロディにのせて繰り広げられるステージは、臨場感たっぷり。
宝塚の舞台はすべて生演奏

宝塚の本拠地は兵庫と東京の2か所

宝塚の拠点は、「宝塚大劇場」と「東京宝塚劇場」。兵庫と東京にあるこの2か所の劇場で1年を通じて公演をしています。

宝塚大劇場(ロビーイメージ)
宝塚大劇場の華やかなロビー

「宝塚大劇場」は、レストランやショップはもちろん、100年の歴史を垣間見ることができる「宝塚歌劇の殿堂」など、併設施設が大変充実し、観劇以外にも楽しめます。

一方「東京宝塚劇場」は、おしゃれの一等地銀座にあり、宝塚大劇場と同様、内装には赤い絨毯、シャンデリアを用いて、エレガントな雰囲気を醸し出しています。

「宝塚」ファンに聞いてみました!その魅力と見どころポイントは?

宝塚の概要について今までご紹介してきましたが、これだけでは伝えられない魅力が、まだまだ沢山・・・。

そこで、宝塚をもっと深く掘り下げようと、今回は「宝塚ファン」へのインタビューを試みました。

 

今回取材をお願いしたのはMさん(女性)。

Mさんは、「宝塚なんて・・・」と当初は思っていたそうです。でも実際にその舞台を目にしたら、たちまち虜に!

Mさんを「宝塚ファン」へ導いたものとは、一体なんだったのでしょうか。

<宝塚との出会いは?>

編集部:初めて「宝塚」を見たのは、いつですか?

Mさん:初めて宝塚を見たのは2005年、私が中学2年生の時です。

たまたまTVで放送された月組の『>薔薇の封印』という作品でした。母が放送を録画したビデオを一緒に見ました。

見る前は“タカラヅカ”というと「化粧も派手だしちょっと気味が悪いな」と思っていたので、母から勧められた時も正直気乗りがしていませんでした。

しかし、ビデオを見た瞬間、嘘みたいに美しく格好いい男役さんと、お姫様のように可憐な娘役さん、豪華な衣装にセット、物語の面白さ・・・。

何もかもが新鮮でキラキラして「こんな世界があるんだ!」と衝撃を受け、感じたことのない胸のドキドキや高揚感を味わいました。

それからは毎日ビデオテープが擦り切れるほどリピート再生しました。

今でも『薔薇の封印』は、歌や台詞を覚えているくらいです。

その後、母に「次のテストで頑張ったら宝塚に連れて行ってあげる」と言われ、中学の勉強に精を出し、テストで歴代最高の好成績を取りました。

そうして約束通り母がチケットを用意してくれた時は、嬉しさのあまり泣いたのを覚えています(笑)。

待ちに待った生の舞台の初観劇は2005年宙組の『>炎にくちづけを』でした。

 

編集部:宝塚には、1年間に何回くらい足を運びますか。

Mさん:正直、自分がどれだけ見ているのか把握するのが怖いです(笑)。

私は宙組のファンなのですが、宙組の大劇場公演は、大体2桁(10回以上)は見ています。
他の組の公演にも1回は足を運ぶので、年間ざっと50回くらいは観ていると思います。

 

編集部:宝塚のどんなところに、自分が惹かれていると思いますか。

Mさん:やはり「男役」という存在です。

宝塚は、世界でも数少ない、女性だけの劇団です。

女心を知っている女性が、男役として男性を演じることで、歯の浮くようなセリフやキザなしぐさも様になってしまう。

現実世界の男性にはありえないような、美しくスマートな男役さんたちに存分に夢中になれるのが幸せです。

そして、タカラジェンヌの「美しさ」です。

東の東大、西のタカラヅカとも言われるぐらい狭き門である宝塚音楽学校の入試をクリアして、純粋な気持ちで努力を重ね舞台で輝こうとしている姿は、人間として、また同じ女性として、ほんとうに美しいと感じます。

宝塚歌劇団に、ずっと在団できるわけではありません。

下級生の頃から応援していたタカラジェンヌさんが、舞台経験を重ね、上級生のスターさんになっていき、それぞれが大輪の花を咲かせて、やがては卒業されます。

いつか別れの時がくる、タカラジェンヌさんの「今」を応援できることに、毎日幸福を感じます。


編集部:宝塚とは、あなたにとってどんなものですか。

Mさん:「プラスのエネルギーをもらえる、あこがれの夢の世界」ですかね。

これまで、プライベートでどんなにつらいことがあっても、宝塚を見ると幸せに満ちた気持ちになれました。

公演を見た後は悩みもふきとび「明日からまた頑張るぞ!」という活力を貰えます。

また、私は実は宝塚を初めて観た時に「宝塚の舞台に立ちたい!」と強く思い、中学・高校時代はずっと、タカラジェンヌになるのが夢でした。

その夢は叶いませんでしたが、大人になった今でも宝塚は私にとって「あこがれ」そのものです。

Mさん撮影(宝塚駅前のブロンズ像)
Mさん撮影(宝塚駅前のブロンズ像)

<宝塚の見どころポイント>

編集部:宝塚を鑑賞するにあたって、事前に知っているとより楽しめる情報がありましたら、教えてください。

Mさん:鑑賞の際の服装は、よほどでないかぎり自分の好きな格好で大丈夫です。

ただ、前方の列で観劇する機会があったら、舞台上からも目立つと言われる「白い服」を着ていくと、もしかしたら舞台上のジェンヌさんから目線を貰えるかもしれません。

 

観劇の必需品は、オペラグラスと公演プログラムです。

オペラグラスがあれば、舞台上のジェンヌさんの顔もはっきり見えますし、美しい小道具や衣装までも楽しむことができます(劇場での貸し出しもしているので、前もって購入する必要はありません)。

公演プログラムは、作品の解説や場面ごとの出演者などが詳しく書かれています。

開演前・幕間のちょっとした待ち時間に読めば、より公演を楽しむことができますよ。

 

劇場には、宝塚関連のグッズや舞台写真などが販売されているショップが併設されています。

ぜひ足を運んでみてください。家に帰ってからも、夢の世界を楽しむことができますね。

 

劇場内の特設カウンターでは、軽食や公演中の作品にちなんだ、期間限定のドリンクやデザートも販売されています。

幕間に25分ほど休憩時間がありますので、甘いデザートやドリンクで一息つきながら、お友達とおしゃべりするのも楽しいひと時です。

写真/撮影Mさん(宝塚で人気の「ルノン」の卵サンド)
写真/撮影Mさん(宝塚大劇場近くにある人気のサンドイッチ店「ルマン」の卵サンド)

編集部:チケット購入法テクや、劇場のオススメスポットなど、「知っていると得をする」宝塚情報がありましたら、教えてください。

 Mさん:チケットに関しては、入手するのがなかなか難しい現実です。

一般前売りでは劇場のインターネット販売やプレイガイドを利用しますが、企業の貸切公演の抽選に複数応募することも。運よく良い席がとれたらラッキーですね。

 

「宝塚友の会」という公式の会員組織もあります。

そちらに入会(有料)すれば、一般前売に先がけて、会員先行の抽選に応募できるので、チケットが入手しやすくなります。

 

宝塚に興味を持ったら「宝塚を見てみたい!」という気持ちを周囲に伝えてみるのがおすすめです。

人伝いで、私のような宝塚ファンが見つかるかも。宝塚ファンは「宝塚をいろんな人に見てほしい」と思っている人が多いので、きっと親切に、チケットの手配を手伝ってくれることと思います。

編集部:これから初めて宝塚を観に行くといく方に向けてメッセージをお願いします。

Mさん:美しいタカラジェンヌに楽曲、華やかな衣装に豪華な舞台セット、ゴージャスな照明などなど。

宝塚の舞台は、女性なら幼いころに一度は憧れた、おとぎの国の世界感に浸ることができる夢の場所です。

ぜひ劇場に足を運んで、感じたことのないようなワクワクを体感してください。きっと、新しい夢を発見できると思います。

写真:撮影Mさん(宝塚駅から大劇場までの「花の道」)
写真:撮影Mさん(宝塚駅から大劇場まで続くプロムナード「花の道」)

まとめ

「宝塚鑑賞」に興味が湧いてきましたか?

宝塚ファンのMさんが言っていたように、体験なくして宝塚のトキメキは得られません。

 

だからこそ、ぜひ1度は足を運んでみてください。

宝塚は、豪華絢爛で敷居が高そうに思いますが、意外にも、B席は3,500円と映画感覚の料金です。最近は男性ファンの方も沢山います。

宝塚歌劇団(フィナーレイメージ)

それでもちょっと尻込みしてしまうようなら、大勢で訪れてみるのはどうでしょうか?

宝塚は団体で予約すると、早い時期から公演の申し込みをすることができます(4か月ほど前から申し込み可能)。

 

社員旅行や修学旅行で宝塚観劇をお考えなら、「団体旅行ナビ」のご利用もご検討ください。

観劇と食事のセット、貸切バスなど、様々な要望にお応えします。見積もりは無料ですよ。

宝塚のチケットは人気が高いので、旅行予定日の4か月前には見積り依頼をおすすめします。

 

【施設概要】

ホームぺージ:http://kageki.hankyu.co.jp

■宝塚大劇場

住所:兵庫県宝塚市栄町1-1-57

電話:0570-00-5100

営業時間:10時〜18時(水曜定休)

 

■東京宝塚劇場

住所:東京都千代田区有楽町1‐1‐3(東京宝塚ビル内)

電話:0570-00-5100

営業時間:10時~18時(月曜定休)