団体・グループ旅行で楽む絶景日帰りバスツアー「富士芝桜まつり」は4月12日（土）～5月25日（日）まで開催

富士芝桜まつり2024　5月26日まで開催中 — 富士本栖湖リゾート「富士芝桜まつり2024」より

2025年は強烈寒波の影響で河津桜の開花が遅れ、見ごろが2月末～3月上旬頃とずれ込みました。桜の開花は東京で3月21日（金）頃と予測されています。

美しい富士山と芝桜の絶景が楽しめる富士本栖湖リゾート「富士芝桜まつり」、2025年は4月12日（土）からスタート。インバウンドにも大人気のイベントについてご紹介していきましょう。

赤・ピンク・白・紫の色とりどりの芝桜が一面に咲く「富士芝桜まつり」

2008年からスタートした「富士芝桜まつり」は2024年で17年目を迎える春の風物詩。約1万5千㎡の「富士本栖湖リゾート」敷地内に約50万株の芝桜が咲き誇ります。

首都圏最大級のイギリス式庭園「ピーターラビット™ イングリッシュガーデン」も併設。イギリス湖水地方が舞台の「ピーターラビットのおはなし」の世界観に浸りながら散策できると大好評を博しています。

2024年から新設されたスポットもありますので、会場内の見どころをご紹介していきましょう。

残雪が美しい富士山と逆さ富士、ピンクの絨毯のコラボレーション

「富士芝桜まつり」の最大の見どころである残雪が残る美しい富士山。18年目のテーマは「瞬間、春色トクン。」です。

一面春色のじゅうたんを見た瞬間、こころが “トクン” と揺れ動く一度見たら忘れることのない絶景を楽しめますよ。

マックダニエルクッションやオータムローズといったピンクやパープルなど7品種の芝桜が咲き誇り、美しい絶景を作り出します。取材した2024年はまだ咲きそろっていませんでしたが、GWには最盛期を迎えました。

竜神池を取り囲むように植えられた芝桜、残雪が残る富士山の勇壮な姿。風のない日なら竜神池に逆さ富士が写る絶景が撮影できるそうなので、ぜひ狙ってみてくださいね。

「富士芝桜まつり」会場で“映え”ること間違いなしのフォトスポット

「富士芝桜まつり」会場では2024年に新しく「飛び出す絵本の世界」というフォトスポットが登場し、全部で3ヶ所になりました。

「飛び出す絵本の世界」は富士急行×東京藝大デザイン科第2研究室との合同プロジェクトで誕生。窓越しに富士山を入れて撮影できるようになっています。

そして毎年好評なのが「ピンクの海を旅する小舟」。

そして「幸せの黄色い扉」。ドアの向こうには美しい富士山が真正面に見える写真が撮れます。

いずれもまだ花が咲き始めなため、少し寂しい写真になってしまいましたが、花盛りを迎えればこのとおり！

今年はどんなフォトスポットが用意されているのでしょうか。楽しみですね。

首都圏最大級、本格的なイギリス式庭園「ピーターラビット™ イングリッシュガーデン」

そしてもう1つのお楽しみは「ピーターラビット™ イングリッシュガーデン」です。イギリス人ガーデンデザイナーのマーク・チャップマンさんが手がけた庭園では、約300種類の草木や花々が春～初冬にかけて咲き誇ります。

「富士芝桜まつり」の期間中は「プルモナリア ‘ブルーエンサイン’」や「桃花イチゴ」、「ふじさんアジサイ」などが楽しめるそうですよ。

お庭の随所にはピーターラビットのお話に出てくるキャラクターや、物語のワンシーンを思わせる演出がたくさん。

美しい風景とともにかわいい登場人物たちと記念撮影ができます。2024年はピーターラビット作品の中でも人気の高い「こねこのトム」の新フォトスポットも登場し、注目を集めました。

絵本の中の“おはなしのかけら”がちりばめられた「ストーリートレイル」をたどってみよう

「富士芝桜まつり」会場内、竜神池のほとりにある屋外ギャラリー「ピーターラビット™ ストーリートレイル」。絵本シリーズの中から印象的なシーンをピックアップし、キャラクターのパネルとともに“おはなしのかけら“として展示しています。

2024年から7作品が追加され、全部で16作品を展示。ファンの方はもう一度、まだ絵本を読んでいないという方はすぐにでも続きが知りたくなってしまう、素敵な演出となっていました。

「ピーターラビット™」の世界をもっと楽しめるガーデン併設のカフェ

ピーターラビットイングリッシュガーデンカフェ — 「ピーターラビット™ イングリッシュガーデンザカフェ」（2024年撮影）

「ピーターラビット™ イングリッシュガーデン」に併設されているカフェでは、絵本の中で出てくる物語世界をテーマとしたオリジナルメニューが楽しめます。

食べるのがもったいないほど美しい「マグレガーおじさんのとれたて野菜のブーケサラダ」は特に大好評でした。

アフタヌーンティーセット（セイボリー） — 「アフタヌーンティーセットのセイボリー（2024年撮影）」

スイーツとセイボリーが楽しめる数量限定のアフタヌーンティーセット（2名以上で利用可能）は前日までの予約制。

2024年におじゃました時は新作「3種のビーンズカレー」をいただきました。「ジマイマのエッグハンバーグ」は大人気で、皆さんこちらを注文されていた方が多かったように思います。

今年はどんなメニューが楽しめるのでしょうか。楽しみですね。

庭園を一望できるガーデンタワーと「ピーターラビット™」の絵本世界を体感できるギャラリー

カフェとショップの間にある「ガーデンタワー」。タワー内の壁面に展示されたピーターや仲間たちのキャラクターフレームを楽しみながら最上階まで昇ると、一気に視界が開け、「富士芝桜まつり」会場を一望できます。

こちらは庭園越しの富士山を背景に記念撮影ができるおススメのビュースポットです。タワー内は一方通行になっているので階段を降りると「ピーターラビット™」のギャラリーへ。

壁面いっぱいに「ピーターラビット™」のお話が描かれていて、まるで絵本の世界に迷い込んだようです。ファンにはたまらないスポットですね。

「ピーターラビット™ イングリッシュガーデン」のオリジナルグッズもたくさん揃うショップ

ギャラリーを抜けた先にはお土産がずらりと並ぶショップ。山梨の名産品はもちろん、ここでしか買えない「ピーターラビット™」のオリジナルグッズも揃っています。

お店のイチオシはメレンゲクッキー。サクふわ食感が楽しめますよ。

ぜひじっくりとチェックしていってくださいね。

ご当地グルメを満喫できる「うまいもんグルメエリア」も好評

「富士芝桜まつり」会場内にはカフェスタンドやキッチンカーなどが出展。ご当地グルメが楽しめるようになっていました。いくつかピックアップしてご紹介しましょう。

とても暑い日だったの思わず食べてしまった「桔梗信玄餅ソフト」。山梨といえばやっぱり桔梗屋の信玄餅ですよね。

ソフトクリームときな粉、黒蜜、お餅のハーモニーを満喫しました。

キッチンカーで出店していた「神風うどん号」では、「吉田うどん」と「富士宮やきそば」を提供。噛み応えのあるコシの強い麺と肉かす、イワシの削り粉で味付けしたおいしい焼きそばです。

「吉田うどん」も日本一硬いといわれる麺に、醬油・味噌の出汁が絡む富士吉田市の名物。どちらにするか迷ったのですが、暑い日だったので「富士宮やきそば」をチョイスしました。

続いてご紹介するのは「フジヤマクッキー」の「フジヤマハニーカステラ」。ほどよい甘さであと引くおいしさです。

長い棒にこのカステラを指していちごやさくら味のチップ、ホワイトチョコレートをトッピングしたやつがインバウンドのお客様たちに大人気でした。

「10円パン」だけど10円では買えない「朝霧モッツァレラチーズ 10円パン」。こちらは10円パンの中に朝霧モッツァレラチーズが入っているということで、買ってみました！

甘さ控えめでチーズの塩味がちょうどよい感じ。「神風OG」ではいちごあめやりんごあめなどもあり、なかなか気になるラインナップ。

2025年はどんなご当地グルメが楽しめるのでしょうか。

「富士芝桜まつり」会場で配布されたフォトフレームカード

2024年の取材では上写真のようなフォトフレームカードが配布されました。これがなかなか秀逸です。

くりぬかれたところに芝桜やお花、富士山、空などをうまくはめ込んで、素敵な写真が撮影できます。

今年も素敵な初夏の訪れを絶景とともにぜひ！

Information

富士本栖湖リゾート富士芝桜まつり
開催期間：2025年4月12日（土）～5月25日（日）
※開花状況により変動あり、期間中無休
営業時間：8時～16時
※時期により変動あり
入園料：中学生以上1,000～1,300円、3歳以上500～700円
バス駐車場：2,000円
＊開花状況は公式Instagramでチェック

■取材協力

富士急行株式会社