
箱根観光で人気なのが芦ノ湖遊覧。湖上から眺める富士山や駒ケ岳、赤い鳥居が目印の箱根神社など、船旅を楽しみながら雄大な箱根の自然や景色を堪能できます。
今回は、富士急グループの箱根遊船株式会社が運行する新観光船「箱根遊船 大茶会(だいちゃかい)」を取材してきました!箱根遊船では2024年2月に「SORAKAZE(そらかぜ)」を就航し、2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しています。

「箱根遊船 SORAKAZE」「箱根遊船 大茶会」も株式会社イチバンセン一級建築士事務所・川西 康之さんがデザイン。川西さんは2025年7月に就航した「初島リゾートライン 金波銀波」も手掛けています。
メディア内覧会では箱根遊船の「箱根遊船 SORAKAZE」「箱根遊船 大茶会」の両方に乗船することができました。また、箱根で人気の観光スポット箱根神社や十国峠も視察させていただきましたので、前編では新観光船のご紹介を、後編では社員旅行にオススメのスポット&プランを合わせてご紹介してきましょう。
「一杯のお茶」がもたらす”一期一会”の出会いと発見をコンセプトにする新観光船「箱根遊船 大茶会」

「箱根遊船 大茶会」はかつて「十国丸(1986年就航)」として活躍してきた船。新コンセプトである「一杯のお茶」がもたらす”一期一会”の出会いと発見を基に、大幅改装し、再活用・長期利用を図るSDGsを意識した船です。
今回の船のデザインを手がけた川西さんから、国内外から大勢の観光客が集まる箱根で、日本の文化・伝統の象徴である「お茶」やおもてなしの心を体験していただけるような船に出来たらというお話がありました。

「箱根遊船 SORAKAZE」は「箱根・芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」をコンセプトに、船内を回遊しながらアクティブに「遊ぶ」仕掛けを盛り込んだに対し、「箱根遊船 大茶会」では「ゆったりとお茶を飲みながら過ごす」洗練された時間を演出。
“お茶会”といえば、かつて豊臣秀吉が1587年(天正15年)に北野天満宮で開いた「北野大茶湯」が有名ですよね。九州平定と聚楽第完成を祝し、貴族から庶民まで貧富の差なく参加を呼びかけ、1000人以上が参加した一大イベントでした。

千利休らと共に秀吉自ら亭主を勤め、豪華絢爛な黄金の茶室を設け、天下の名器を展示。町民や百姓に至るまで、自身の権力と財力を天下に誇示したものでした。
「箱根遊船 大茶会」ではお茶所である静岡はもちろん、秀吉の”お茶会”も意識しつつ、「お茶を通じて人と人が出会い、特別な時間を共有する場」として、心通い合うひとときを過ごしていただきたいという想いをデザイン。

湖上という非日常空間で、静かに、そして深く、日本のおもてなしの心と奥深い茶の文化に触れることができるひとときを感じてもらえたら、とおっしゃっていました。
甲板面積の広い双胴船、揺れが少ない安定性と高速性も魅力

「箱根遊船 大茶会」は細い船体を2つ持つ”双胴船”です。単胴船に比べて横揺れや縦揺れが少なく、船体が2つに分かれているため、水面下の抵抗が少なく、少ない動力で動かせるので低燃費というメリットもあります。
同じ船の長さでも広いデッキスペースを確保できるため、開放的な空間設計も可能。初期費用が高くなる、メンテナンス費用などが高くなりがちですが、今回はすでにある船の資産を活かしてリニューアルしているので問題ありません。
船の構造を活かしつつ、お客様を上階へと誘導する演出

「箱根遊船 大茶会」は4階建てです。「旧・十国丸」時代はお客様が1階に停留しがちだったといいます。

いかに2階、3階、4階へとお客様を周遊させるかというのも課題だったという川西さん。そこで2階には秀吉の黄金の茶室をイメージしたシンボリックなスペースを演出。
3階から4階にかけては、”大茶会テラス”として雄大な自然と芦ノ湖の景観を楽しみながら、ゆったりと過ごせる仕掛けを随所に施し、船旅を存分に楽しめるつくりに仕上げています。
遊び心満点の「箱根遊船 大茶会」の船内&芦ノ湖遊覧ツアーに出発!

箱根関所跡港からいよいよ「箱根遊船 大茶会」に乗り込みます。船はここから芦ノ湖を約50分周遊し、再び港に戻る予定です。
船内では「箱根遊船 大茶会オリジナルボトル付き緑茶」と「富士山ようかん」をご提供いただきました。
1階客席は提灯をモチーフにした幻想的なゾーンに

船に乗り込んだ1階フロアは、提灯をモチーフにした演出のフロア。白木と抹茶を思わせる落ち着いたグリーンのグラデーションでまとめた開放的な空間となっています。

船の中央は外が良く見えないので敬遠されがちですが、六角形のソファが設置され、とても見晴らしがよいので気になりません。

同じフロアに「茶店」があり、抹茶を使ったドリンクやスイーツなどを販売しています。
2階には屋外デッキ、客席の他「茶室 金風庵」も

2階へ上ると「茶室 金風庵」へと続くアプローチがありました。左右は白からグリーンへのグラデーションを描くひもスクリーンが架けられ、左右に客席が設置されています。

盆栽が飾られている壁の向こう側には黄金色に輝く「茶室 金風庵」が!

床の間や違い棚も取り付けられた書院造で、まさにお茶室でもてなしを受けているかのようなつくりに感動しました。

湖を見渡せる特等席も。

デッキは真っ赤に塗られており、野点を楽しむようなイメージで演出されていました。
3階から4階は圧巻の”茶畑だんだん”

3階へ上ると屋外デッキ(船首側)になんとお茶畑をイメージした演出「茶畑だんだん」があります。こちらはもともと西武球場のスタンド座席ようなつくりだったそうです。

本当は本物のお茶の木を植えたかったという川西さん。メンテナンスのことを考え、濡れてもすぐに乾く人工芝を張り、お茶畑の中にいるような雰囲気に仕立てています。

「茶畑だんだん」とは逆側(船尾側)へ回ると「茶室 緑風庵」が。空間の中は畳敷きになっており、丸窓から風景が切り取られ、とてもアーティスティックな空間になっています。

3階の中央には「茶 Bar」と名付けられた空間が。風が強い時はここでゆったり過ごせそうです。

3階の屋外デッキには随所にベンチが置かれたり、フォトスポットにぴったりな演出も。

風景をおしゃれに切り取り、素敵な写真がとれそうですね。

4階へ上ると真っ赤に塗られたウイングがあります。こちらはまるで鳥居のように見えたことからこの色にしたのだとか。

4階デッキからの眺めも素晴らしく、船旅が存分に楽しめる演出。70分の船旅があっという間に終わってしまってとても名残り惜しかったです。
”茶を巡る船旅”にぴったりな抹茶メニューがたくさん!「茶店」

1階にある「茶店」では抹茶を使った、多数のドリンクやスイーツ、お土産などを販売。「箱根遊船 大茶会」での周遊旅をより楽しませてくれます。

「茶店」ではお茶を使ったメニューが充実しており、インバウンドのお客様にも魅力的なラインナップ。ダイジェストでご紹介していきましょう。
大茶会ボトル 緑茶

「箱根遊船 大茶会」オリジナルデザインのボトルで楽しむ緑茶。コク・旨味・渋みなどをバランスよく楽しめるようブレンドされた「大茶会」ブレンドを味わえます。

おいしい静岡茶がご家庭でも味わえるように、富士山のイラストが入った「和紙缶」も販売。

お土産にいただいたら嬉しい一品ですね。
ソフトドリンクからアルコールまで楽しめるラインナップ

この他、抹茶ラテや抹茶ソーダ、コーヒー、レモネード、リンゴジュースなどのソフトドリンクの他、抹茶ビール、抹茶ジントニックなどお茶を使ったアルコール飲料も。ドリンク片手に船旅を満喫できます。
野点ようかん

試食させていただいた「野点ようかん」。デッキの野点ベンチをイメージしたもので、ようかんの中には…。

抹茶味のようかんの中に小豆と白あんで表現した富士山が隠れていて楽しめました。

その他、茶葉を使ったケーキやおだんご、プリンアイスなどもあり、抹茶好きには嬉しいメニューですね。
いかがでしたでしょうか?これまでの遊覧船のイメージをがらりと変える、ユニークな演出がいっぱいの「箱根遊船 大茶会」。
ご家族で楽しむのはもちろん、職場の仲間やサークルの仲間でもぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
箱根遊船の「定期航路」「周遊コース」

芦ノ湖遊覧を楽しむなら「箱根関所跡」「元箱根港」「箱根園」「湖尻港」を周遊する「70分コース(箱根遊船 大茶会)」と、「40分コース(箱根遊船 SORAKAZE)」があります。1日フリーチケットを活用すれば乗り降り自由で楽しめます。
展望デッキは視界360度で、箱根の山々や富士山なども眺める事ができ、観光には最適。途中、箱根神社の芦ノ湖上に浮かぶ「平和の鳥居(水中鳥居)」も見ることができます。

芦ノ湖周辺には、江戸時代の関所を再現した「箱根関所」、お食事とショッピングのできる「箱根関所旅物語館」の他、パワースポットとして人気のある「箱根神社」「九頭龍神社」「箱根元宮(駒ヶ岳山頂)」も。
水族館から寄木細工まで楽しめる総合レジャー施設「箱根園」、水陸両用バス「NINJA BUS / WATER SPIDER」などもあるので、お子さま連れの職場旅行にもぴったりですよ。
後編ではもう1つの観光船「箱根遊船 SORAKAZE」のご紹介と箱根神社、十国峠からの絶景をご紹介します。
Information
「箱根遊船 大茶会」
旅客定員数:595名
航路:箱根関所跡港~元箱根港~箱根園港~湖尻港(約11.3km)
運行時間:10時~16時
※季節、気象条件により運行状況が変更になる場合もあります。
乗船料:周遊コース(70分)・1日フリー(乗り降り自由)
大人(中学生以上)2,400円、子ども(小学生)1,200円
※片道コースもあり
※15名以上の団体で割引あり
観光バス駐車場:箱根町港専用駐車場・県営無料駐車場(無料)、箱根関所跡旅物語館駐車場(1回500円)、箱根園(大型バスは無料)、箱根湖尻駐車場(利用可能)
※利用時期によっても変わる場合があるので、利用する場合は事前に確認しましょう。
■取材協力
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