
私、編集部のちくわが86歳の母と小娘を連れての親子三世代旅行。前回は熱海1泊旅行でしたが、今回は箱根2泊3日旅行を楽しんできたので、その様子をレポートします。
いつの時代も箱根は人気。しかし、このところインバウンドの人ばっかりと揶揄されることもあるのですが…。
今回は箱根湯本駅から徒歩圏、以前、小娘と泊まったことのあるホテル「天成園」をチョイス。お庭にはパワースポットでもある「玉簾の滝」などもあり、ゆっくりできるかなと出かけてきた、というわけです。
冬でレンタカーを借りるのは現実的ではない(スタッドレスタイヤやチェーンの用意がない)ので86歳の母でも行ける範囲の観光・アクティビティを計画しました。
2泊3日親子三世代箱根旅行
<1日目>
都内から新横浜経由で小田原へ(新幹線)→箱根登山鉄道で箱根板橋駅へ移動→ランチ→タクシーで鈴廣かまぼこの里へ(あげかまぼこ体験&取材)→箱根湯本駅→ホテル「天成園」宿泊
<2日目>
ホテル→箱根湯本駅→箱根登山鉄道で強羅~ケーブルカーで早雲山~ロープェイで大涌谷~箱根強羅公園でランチ~箱根湯本駅→噂のジェラート店立ち寄り→ホテル宿泊
<3日目>
ホテルチェックアウト→箱根湯本駅(お土産購入)→箱根登山鉄道・新幹線→新横浜駅(ランチ)着、解散
まずは、箱根板橋駅近くの天ぷら店でばーばにたかる

今回、プライベートな旅行ではありますが、団体に人気の「鈴廣かまぼこの里」に行ってみたい。という野望があったので事前に取材を申込みし、「あげかまぼこ体験教室」も予約していました。
このため、どこか近くでランチできるところを検索。母が無類の海老の天ぷら好きということで、箱根板橋駅近くにある「天幸」へ。駅からは歩いて約2分です。

東京神楽坂の名店「天孝」で修行を重ねたご主人が揚げてくれる天ぷら、ということで地元では人気店の様子。開店するのを足踏みしながら待ち、1番乗りしました。

母と私は「海老天丼」を、小娘は「かき揚げ定食」をチョイス。

サクサクに揚がった熱々の天ぷらをおいしく食べられるのは外食だけ。主婦は揚げてるうちにお腹いっぱいになってしまいます…。

もう飲むんかい、と母に突っ込まれつつ、のん兵衛の娘と小娘は「天ぷらの油」を洗い流すがごとく瓶ビールをいただきます。ばーばがおごってくれる前提でおいしくいただきました。
団体バス旅行にワクワクの「鈴廣かまぼこ博物館」

小田原には有名な老舗かまぼこメーカーがあります。有名なのが「鈴廣」「籠清」で、かつて御三家の一角を担った「田代」は経営の立て直しを図っている途中です。
小田原でなぜかまぼこ?というと、相模湾が近く鮮度抜群の魚が入手しやすく、箱根丹沢山系を水源としたミネラル豊富な水に恵まれていたことから。「鈴廣かまぼこ」が製造している「超特選蒲鉾 古今」は農林水産大臣賞を受賞し、最高品質として評価されています。

“小田原かまぼこ”は関東の郷土料理の1つであり、味付けしてよく練った魚のすり身を木の板に盛り付けて蒸しあげたかまぼこは小田原市の特産品でもあります。
小田原は東海道の宿場町として栄え、江戸好みの蒸しかまぼことして全国に知られるようになりました。そんな小田原かまぼこの歴史に触れることができるのが「鈴廣かまぼこ博物館」。
団体・グループ旅行に人気なのはその展示だけではなく、かまぼこやちくわ、あげかまぼこの体験プログラムがあるなんです!私たちはちょうど体験時間が合う「あげかまぼこ体験」を楽しんできました。

観光バスの駐車場も完備されており、博物館だけではなく小田原土産が購入できる「鈴なり市場」や、団体で食事ができるレストランもあるので、大人数の場合はこちらで食事&体験アクティビティを楽しむのがおススメですよ。
Information
鈴廣かまぼこの里/鈴廣かまぼこ博物館
かまぼこ博物館営業時間:9時〜17時
鈴廣蒲鉾本店・鈴なり市場:9時~18時
※レストラン等は施設により異なる
住所:神奈川県小田原市風祭245
問合せ先:0120-07-4547(9時~18時受付)
観光バス駐車場:32台分あり
敷地内に4本の源泉を所有する「箱根湯本温泉 天成園」

箱根湯本駅から徒歩約12分、有料の送迎バスも利用可能。2023年に開催された箱根小涌園ユネッサン×小田急グループのコラボで「弱虫ペダル in 箱根 2023」でこちらに宿泊したことがあります。
今回、母の誕生日(1月4日)と私の誕生日(2月18日)と近かったことから、弟が2泊分の宿泊費を奢ってくれました!しかもお部屋に露店風呂付です。サンキュー!
「箱根湯本 天成園」とは?
「天成園」は須雲川沿いにあり、客室約200室という大型ホテルです。元々は稲葉氏(小田原城主の家系)の別邸があった敷地に1945年に開業した温泉宿なのだそうで、老朽化により2009年12月に全面新築で再オープンしました。

敷地内にはパワースポットとして有名な「玉簾の瀧(たまだれのたき)」「玉簾神社」があり、日帰り入浴できるホテルとしても人気があります。
敷地内に4本の自家源泉あり
「天成園」の名物は全長17mの「天空露天風呂」。あずま屋にある円形の石風呂は源泉かけ流しのお風呂となっています。
泉質はアルカリ性単純温泉で美肌の湯。何度でも入れる肌あたりの柔らかいお湯です。ドライ&ミストサウナを完備でサウナ好きにも魅力的。

貸切風呂もありますが、今回はお部屋に露店風呂付きということで、毎朝ここでゆったり入浴させていただきました!
団体宿泊で嬉しいビュッフェスタイルのお食事

「天成園」の食事はビュッフェスタイルが基本。好きなものを好きなだけ食べることができます。
和・洋・中華とバリエーションン豊富でライブキッチンでは握りたてのお寿司、天ぷらの他、お肉も焼いて提供していました。
ゆっくり食べたいグループは個室での宴会もOK。お祝い事向けの1品料理の提供もあります。
「憩い処」では麺類やどんぶり物などもあり、夜は居酒屋的な営業もされていました。
川向こうにはコンビニもあり、お部屋のみもラクラク。団体向けのプランもあり、宴会・会議・舞台を使ったイベントなども可能。ぜひ検討してみては?
Information
箱根湯本温泉 天成園
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本682
問合せ先:0460-83-8511
観光バス駐車場:あり(要問合せ)
箱根観光の黄金ルート!乗り物を乗り継ぎ大涌谷まで

2日目は箱根湯本駅からは箱根登山電車・ケーブルカー・ロープウェイを乗り継ぎ、桃源台から海賊船、路線バスで箱根湯本まで1周する定番ルートは「ゴールデンコース」と呼ばれ、箱根旅行の王道観光ルートとして有名です。
このルートを楽しむなら箱根フリーパスが最もお得で、新宿発着で2日分7,100円、小田原発着で6,000円となっています。個別にチケットを購入すると約10,000円になるので都内から遊びに来るなら、断然このチケットをおススメします。
しかし、今回は大涌谷から先、桃源台までのロープウェイが点検中ということで運行休止。芦ノ湖へ行くには路線バスのみでした。
芦ノ湖にも足を延ばしたいところでしたが、老人には苛酷なのではということで大涌谷までの往復に。翌日、小田原までの交通費も含めれば、「大涌谷きっぷ(大人5,000円、2日間有効)」の方がちょっぴり安いということで、そちらを活用することにしました。
箱根湯本駅から強羅駅まで箱根登山電車

箱根湯本駅から強羅駅までは箱根登山電車です。約40~45分で結んでおり、急こう配(80バーミル)を登るため、スイッチバックを繰り返しながら山間を走る景色が魅力となっています。
ちなみに時間重視なら、路線バスの方が早く着きます。
以前はインバウンドの人でぎゅうぎゅうだったんですが、今回はやはり中国・台湾問題のせいか、さほどでもなかった気がします。
強羅駅から早雲山駅まではケーブルカー

強羅駅でケーブルカーに乗換え早雲山へ。約11分で繋いでいます。タクシーだと約3分。
たまたま快晴で平日(月曜日)だったので比較的道路は空いていたようですが…。しかし、渋滞がすごい時はタクシーは危険です。
早雲山からはロープウェイで大涌谷を目指す

早雲山駅で箱根ロープウェイに乗換え、いよいよ大涌谷へ。約15分で移動できます。

ロープェイは噴煙地の上を渡るので、迫力満点!貸切バスで直接大涌谷までアクセスできますが、この景色を楽しむなら断然ロープウェイです。
団体・グループ旅行なら行きはロープウェイを使い、バスを回送してピックアップしてもらうのがおススメですよ。
大涌谷駅と駅前広場がリニューアルして誕生「ちきゅうの谷」

2025年4月に箱根ロープウェイ・大涌谷駅と駅前広場がリニューアル。「黒・ジオ・風」をテーマにした体験型エリア「ちきゅうの谷」が新たに誕生しました。

大涌谷駅前にあるのが「風の輪テラス」。円形のテラスから360度、大涌谷噴煙地の大パノラマが楽しめます。

テラスの一角は山に向かって突き出たスペースがあるので、そこで記念撮影すると噴煙や断崖を背景に迫力のある写真が撮れますよ。

そして宙に突き出すようにつくられた「息吹のデッキ」。床の中央とフェンスがガラス張りなので記念撮影したい人が大行列していました。
この他、箱根ロープェイを間近で眺めることができる「大空のほとり」や、ここでしか食べられないスイーツ&ドリンク、お土産ショップも。
本当はここの「大涌谷 駅食堂」で特製カレーを食べたかったんですが、大混雑していたので断念。強羅公園内にあるカフェでランチをすることにしました。
ちなみに有名な「黒たまご」は「大涌谷 くろたまご館」で購入できます。こちらも大混雑w

Information
大涌谷駅 ちきゅうの谷
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本682
問合せ先:0465-32-2205(株式会社小田急箱根 運輸本部 索道部)
観光バス駐車場:あり、1回2,000円
箱根強羅公園は高低差を活かして作られた庭園、高齢者連れは「公園上駅」で下車がおススメ

大涌谷でランチを食べ損ねたので、再びロープェイ、ケーブルカーを乗り継ぎ、箱根強羅公園へ。公園下駅で下車徒歩約2分です。
箱根強羅公園は1914年(大正3年)に開園された、日本初のフランス式整型庭園。フランス式整型庭園とは、平坦で広大な敷地に左右対称に幾何学的に池などを配置するという特徴がありますが、箱根強羅公園は傾斜面に作られています。

うっかりしてたんですが公園下駅からだと「Cafe PIC」がある噴水地までひたすら登りでした…。普段全然歩いていない母(86歳)にはちょっと苛酷。大失敗です。

私はナポリタンを、小娘はカルボナーラ、ばーばは夜のバイキングに備えてコーヒーゼリーをいただきます。
あとで公式ホームページをよく読んだら「公園上駅」で降りて西門から入ると下りになるので高齢者や車いすの方にオススメとありましたw
下調べが足りませんでした…。
小さなお子様連れや車いすの方、ご年配の方は「公園上駅」からが良いかもです。ただ、下りも足腰が弱っているとなかなか厳しいですよね。
箱根強羅公園は季節の花々が美しく、クラフト体験プログラムなどの豊富なメニューがあるので、団体・グループ旅行にぴったりなんですが、シニア旅行だと足腰丈夫な方向け、かもしれません。
Information
箱根強羅公園
営業時間:3月~11月 9時~17時/12月~2月 9時30分~16時30分(最終入園は閉園時間30分前)
入園料:大人650円、小学生以下は無料
※20名以上の団体で割引あり
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
問合せ先:0460‐82‐2825
観光バス駐車場:要予約、1回2,000円
最終日は箱根湯本駅周辺でスイーツ&お土産ハンティング!

ガッツがあれば、最終日に芦ノ湖遊覧でもと思っていたのですが、昨日、観光で疲れ果てている母のために、帰りの新幹線を早い時間に変更。午前中に戻ることにします。
箱根といえば、ということでかまぼこや干物などを購入し、旅行を奢ってくれた弟にはお酒とつまみを郵送しました。
メディアに良く取り上げられているジェラート店「Hakone Dolce studio STELLA」

箱根湯本駅から徒歩約5分のところにあるジェラート店「Hakone Dolce studio STELLA(すてら)」にも行きました!こだわり素材を使ったちょっと贅沢なジェラート。

小娘は「クアトロ・フォルマッジ」、私は「ナッツ・パラディソ」を選択。カップはコーンではなく、スフォリアテッラというイタリア・ナポリの伝統的な焼き菓子で、パイ生地のタイプをチョイスしました。

「クアトロ・フォルマッジ」「ナッツ・パラディソ」は定番フレーバー。この他に期間限定で「苺シャーベット」や「レモンのレアチーズケーキ」などがラインナップしていました。

寒くてもおいしいジェラート!皆さんも箱根湯本を訪れた際はぜひ。
Informaton
Hakone Dolce studio STELLA(すてら)
営業時間:10時~20時
住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本699 山勝アパート1F
親子三世代箱根旅行まとめ

私たちが訪れたのは日曜~火曜の2泊3日。以前、箱根を訪れた時よりも激混みという感じではありませんでした。
ただ、有名観光地である大涌谷はそれなりに混雑。今回行きませんでしたが恐らく芦ノ湖はかなり混雑していたかと思います。
大涌谷に行くか、芦ノ湖に行くか迷ったのですが路線バスでの移動が高齢の母には厳しいかなと思い(座れない可能性が高い、タクシーだと高額になる)、今回は大涌谷にしました。
冬でなければレンタカーで周るのがよいかもしれません。
団体であれば貸切バスがいちばんおススメです!
ご両親の長寿のお祝いで家族旅行をお考えのグループに箱根はおススメですが、観光する際は移動手段にご注意ください。大涌谷から桃源台までのロープウェイが動いていれば芦ノ湖まで行けますが、長時間乗り物を乗り継ぐのでご年配者には負担かと思います。

宿泊した「天成園」は箱根湯本駅からもさほど遠くなく、ホテルの目の前にコンビニもあり、なかなか便利でした。社員旅行、サークル旅行など、幅広い世代におすすめなホテルです。皆さんもぜひ。
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