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湯村温泉は兵庫県北部、日本海側に位置しています。鳥取県との県境に近い但馬地方の美方郡新温泉町大字湯、春来川沿いに開けた静かな温泉街で、情緒あふれる老舗旅館や近代的な宿が軒を連ねる、城崎温泉とも並ぶ山陰の名湯です。

(同名の温泉が山梨県甲府市にもあり、また、島根県雲南市には出雲湯村温泉という温泉があります)

平安時代(848年)、天台宗を大成させた僧・慈覚大師によって開発された由緒ある湯治場である湯村温泉は、NHKドラマ「夢千代日記(主演:吉永小百合さん)」の舞台として全国に知られることとなりました。

慈覚大師によって開発された由緒ある湯治場
(画像提供:温泉リゾートバイトブログ)

毎分470リットル・98度という圧倒的湯量の「荒湯」を中心に、歴史と文化が息づく街並み、体験型の観光、そして地元食材を活かした味覚が旅人を迎え入れてくれます。温泉街全体の源泉数は約60ヶ所、毎分約2,300リットルが湧出していることから、温泉施設だけでなく一般家庭にも供給されているほど。

弱アルカリ泉で肌に優しいため、湯上り後はさらっとして、身体は芯からぽかぽか、肌はつるつるします。無味無臭ですが、お湯に重曹が含まれているので、口に含むと少しトロっとしています。

「荒湯」で山菜などを茹でるとあくが抜けて美味しくなり、このお湯を使って作る湯豆腐「荒湯豆腐」(木綿豆腐)はまるで絹ごし豆腐のようになめらかになるそうです。

温泉卵や荒湯豆腐を自分でつくる体験や、湯けむりに照らされる川沿いの散策路、夢千代像が佇むレトロな街角。日常を忘れさせてくれる静寂とぬくもりが、ここには確かにあります。

今回は「温泉リゾートバイトブログ」を運営し、ご自身も温泉巡りが趣味という秋山ひろしさんが、湯村温泉について団体におススメの情報を提供してくれました。関西への社員旅行・慰安旅行というと有馬温泉や城崎温泉が有名ですが、湯村温泉にもぜひ、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

湯村温泉へのアクセスは貸切バスが断然便利

湯村温泉は大阪・神戸・京都から貸切バスで約3時間でアクセス可能。電車の場合はJR山陰本線「浜坂駅」から路線バスで約25分かかるので、人数がまとまるなら貸切バスが断然便利です。

ちなみに城崎温泉からなら車で約1時間程度。鳥取砂丘までも車で約40分ですので、鳥取観光と合わせて楽しむのもおススメですよ。

湯村温泉への団体・グループ旅行おすすめモデルコース

職場の仲間や町内会、同窓会旅行で楽しむ湯村温泉。のんびりとした山間の温泉地で癒される王道の観光プランを考えてみました。

関西出発・湯村温泉1泊2日団体旅行モデルコース

1日目大阪出発(貸切バス利用)→養父神社→市内のレストランで但馬牛のランチ→湯村温泉(チェックイン後、温泉街を散策)、夜は宴会
2日目旅館出発→鳥取砂丘→海鮮市場で買い物&ランチ→浦富海岸島めぐり遊覧船→大阪駅着終了

荒湯から夢千代館まで、湯村温泉で団体におススメの観光スポット

湯村温泉は1981年に放送されたNHKドラマ「夢千代日記」のロケ地であったことから一躍脚光を浴びるようになりました。荒湯近くにある夢千代像の前は観光客があとを絶ちません。

秋山ひろしさんがおススメするぜひ訪れて欲しいスポットをご紹介しましょう。

温泉たまご作りが体験できる「荒湯源泉(約98度)」

湯村温泉「荒湯」
(画像提供:温泉リゾートバイトブログ)

湯村温泉の象徴とも言える「荒湯」は、毎分470リットル・98度の高温源泉が湧き出す圧巻の景観。
湯けむりに包まれた源泉地では、観光客も温泉たまご作りを体験できます。

ここでは地元の方が野菜や豆腐を湯がく姿も見られ、生活に根付いた温泉文化が味わえますよ。

夕方からは湯けむりがライトに映え、幻想的な雰囲気に。春には夜桜ライトアップとの相乗効果も抜群です。

撮影当時の面影を残す「夢千代像」「夢千代館」

夢千代象
夢千代像

NHKドラマ「夢千代日記」とは、総合テレビ「ドラマ人間模様」で放送されたもの。山陰のひなびた温泉の芸者置き屋のおかみである夢千代が主人公で、吉永小百合さんが演じました。

広島で胎内被爆し、白血病で長くない命と知る夢千代の日記の形を借りて、さまざまな人間模様と人生の哀歓を綴ったお話。ドラマの舞台となった「湯の里温泉」が、ここ湯村温泉なのです。

その主人公・夢千代を演じた吉永小百合さんをモデルにした銅像が、荒湯のすぐ近くに佇んでいます。隣接する「夢千代館」では、撮影当時の資料展示のほか、町並みを再現したミニセットなどもあり、昭和レトロな世界観を体験できます。

“1年後に届く手紙”が出せる「夢てがみ」も記念に人気。「夢千代館」に立ち寄ったらぜひ、出してみてはいかがでしょうか。

著名人の手形もいっぱい!湯村温泉街の足湯・川沿い散策

著名人の手形もいっぱい!湯村温泉街の足湯・川沿い散策
(画像提供:温泉リゾートバイトブログ)

湯村温泉の中心を流れる春来川。川沿いには天然かけ流しの足湯が設けられています。

昼間は川風を感じながらのんびり、夜はライトアップされた石畳と湯けむりが幻想的な雰囲気を演出。カップル・家族・シニア層まで、誰でも楽しめるお散歩エリアとして、団体旅行でも好評です。

著名人の手形がずらり
(画像提供:温泉リゾートバイトブログ)

足湯スポットの壁には、湯村温泉を訪れた著名人の手形が多数展示されており、話題性も抜群。お気に入りの俳優・歌手の手形を探しながら、記念撮影を楽しむ人の姿も多く見られます。

日本四大杜氏の1つ“但馬杜氏”の酒造りを知る「杜氏館」

実は美方郡を中心とした兵庫県北部は越後杜氏、南部杜氏に次いで3番目に杜氏を排出している技能集団、但馬杜氏の里。丹波杜氏と合わせて日本四大杜氏といわれています。

湯村温泉には「杜氏館」があり、かつての酒造りに使われた樽や酒袋、わらで編んだ深靴などの道具類などを展示。但馬杜氏の話を聞くこともできるそうなので、お酒好きな方はぜひ。

日帰り旅行でも楽しめる湯村温泉

日帰り入浴可能な「薬師湯」
日帰り温泉施設「薬師湯」(画像提供:温泉リゾートバイトブログ)

美方郡は夏の海水浴や冬のスキー・スノボー旅行にもぴったりなエリア。香美町にある「佐津海水浴場」まで車で約40分、「ハチ北高原スキー場」へも約40分程度でアクセスできます。

湯村温泉には町営の日帰り温泉施設「薬師湯」もあり、気軽に本格温泉を体験可能。夏は日本海での海水浴、冬はスキー・スノボ帰りに立ち寄る観光客も多く、入浴料は700円(町内者は350円)とリーズナブルです。

美しい湯けむりと木の香りに包まれながら、日帰りでも極上のひとときを味わえます。合宿旅行の立ち寄り先にもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

団体で楽しむ湯村温泉の名物グルメ

湯村温泉のある新温泉町の名物といえば、やっぱり但馬牛。冬は松葉ガニも楽しめます。また、二十世紀梨「八雲梨」も名物。

湯村温泉ならではの沢山の美味しい食べ物も大きな魅力のひとつです。

荒湯豆腐・温泉卵

温泉卵作り体験
(画像提供:温泉リゾートバイトブログ)

湯村温泉の名物「荒湯」は98度の源泉。その高温の湯で茹でた荒湯豆腐は、木綿豆腐が絹ごしのような口当たりに変化し、なめらかでとろける味わいになります。

温泉卵は黄身がとろっと濃厚で、ほんのり温かく優しい味わい。観光客自身が温泉卵作りを体験できるのも魅力です。

「荒湯」近くのお店ではさつまいもやトウモロコシなどの野菜も売っているので、ここでゆでたてを食べるのもいいですね。

但馬地方を訪れたなら外せない「但馬ビーフ」

但馬ビーフ
(画像提供:温泉リゾートバイトブログ)

世界的に有名な神戸ビーフの素牛(もとうし)・但馬牛。きめ細かい霜降りと深い旨味を持つブランド牛で、湯村温泉では宿の会席料理やステーキで提供されることが多く、贅沢なごちそうとして人気です。

湯村温泉がある美方郡は但馬牛の主産地で、ゆたかな自然環境の中でストレスなく大切に育てられており、世界農業遺産にも認定されています。赤身と脂の旨さの絶妙なバランス、脂の甘さなど、とろけるような味わいをぜひ!

水揚げ量日本一の浜坂港直送、獲れたての「ホタルイカ」

春の味覚として知られるホタルイカは、近くの浜坂港から直送。

ぷっくりとした姿と濃厚な旨味が特徴で、酢味噌和えやボイル、刺身などで楽しめます。地酒との相性も抜群です。

湯村温泉で社員旅行や大人数旅行で団体宿泊可能な宿

湯村温泉でおすすめの団体宿

会社で会議を兼ねた社員旅行を計画しているなら「ゆけむりの宿 朝野家(あさのや)」はいかがでしょうか。大小宴会場の他、プロジェクター、スクリーン、PC環境の整った会議室も。

4つの源泉を持ち、水を混ぜないように徐々に温度を下げて供給しているので湯村温泉の恵みを体感できます。

職場の仲間や同窓会旅行、サークル・ゼミ旅行で賑やかに楽しむなら「湯村温泉愛宕山観光 交流センター まきばの宿」もおススメ。バーベキューハウスがある他、冬はスキー場が目の前にあり、近くに兵庫県立但馬牧場公園も。

但馬牧場公園
但馬牧場公園

親子三世代旅行や長寿のお祝いで親戚を含めた複数家族旅行でお出かけなら「湧泉の宿 ゆあむ」。ベビー用品の貸出などもあるので、小さなお子様連れでも安心ですね。

ライブキッチンのあるバイキングが楽しめる「大江戸温泉物語 三好屋」、一棟まるごと貸切が可能な「湯村温泉 緑屋」も企業セミナーや宿泊研修にぴったりですよ。

季節を彩る湯村温泉の祭りと風物詩

社員旅行や慰安旅行なら、楽しいイベントや季節を感じる時期に湯村温泉を訪れるのもいいですね。いくつかピックアップしてご紹介いただきました。

夜桜ライトアップ(3月下旬〜4月上旬)

春来川沿いの桜
春来川沿いの桜

春来川沿いの桜並木が、幻想的な照明でライトアップされる季節限定の風物詩。
昼間の温泉街とは違う、ロマンチックな夜の湯村を楽しめます。

足湯に浸かりながら眺める夜桜は、カップルやシニア層にも好評。団体旅行で訪れるなら春もいいですね。

湯村温泉まつり(毎年6月第1日曜日)

開祖・慈覚大師への感謝と子どもたちの成長を願う祭りで、稚児行列や樽神輿、菖蒲鏡割り、露店などが行われます。

名物は長さ約100m・重さ4tの綱を使った「大菖蒲綱引き」。前日には「温泉小学校」で綱づくり体験も可能で、一般の方の参加も歓迎されています。

湯村温泉のふるまいイベントについて(不定期/季節開催)

湯村温泉では、季節や行事に合わせて「甘酒のふるまい」など、地元の味を楽しめるイベントが開催されることがあります。

新春には、ユネスコ無形文化遺産登録を記念した甘酒の提供イベントも行われ、先着順で無料で振る舞われるなど、観光客にも嬉しいおもてなしが用意されています。また、2025年5月~8月には夏のイベント「月いち利き酒会」が「杜氏館」で開催。

イベントの開催日や内容は時期によって異なるため、最新情報は湯村温泉の公式観光ホームページもしくは観光案内所などで事前に確認を。

【寄稿者:秋山ひろし】
兵庫県在住。温泉めぐりと旅行、プロ野球観戦(阪神タイガースファン)、ラーメンの食べ歩きが好き。温泉に特化した専門サイトが少ないと感じ、ユーザー目線・温泉宿目線で情報発信する「温泉リゾートバイトブログ」を始めました。
湯村温泉についてもっと詳しく知りたい方はこちらもぜひ≫

社員旅行・慰安旅行にイチオシ!湯村温泉 基本データ

兵庫県・但馬地方にたたずむ湯村温泉は、歴史ある名湯と素朴な人情、そして地元の味覚が三位一体となった癒しの温泉地です。源泉98度の荒湯で楽しむ体験型観光、湯けむりに包まれる風情ある街並み、季節を感じるイベントやグルメの数々。

「夢千代日記」の舞台にもなったこの温泉地には、懐かしさと贅沢さが同居しています。

団体・グループ旅行にも最適な施設・アクセス環境が整っており、社員旅行・視察・合宿・家族旅行まで幅広いニーズに応える柔軟さも大きな魅力です。幹事さんも安心の「団体旅行ナビ」などを活用すれば、予算や希望に合った最適プランの相談もスムーズ。

歴史、癒し、味覚、体験、そして人情。湯けむりの彼方で、きっと“心に残る旅”が待っていますよ。

所在地兵庫県新温泉町
泉質炭酸水素塩泉、塩化物硫酸塩泉
効能神経痛、関節痛、筋肉痛、慢性消化器病、慢性皮膚病など
アクセス電車/JR山陰本線・浜坂駅から全但バス・湯村温泉行で約25分
車/播但連絡道路・和田山ICから国道312号・9号経由60km

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