旅行先でのトラブル
「オーダーメイドで自分たちだけの大人数旅行プランを作ってもらう」をテーマに、2回にわたってご紹介してきました。「料金編」「行き先編」に続く第3弾は「安心」についてお送りします。

大人数での旅行中は何かとトラブルが発生してしまうものです。実は「旅行会社が販売する旅行にはいくつか種類がある」「種類によって、万が一の事態が起きても全く補償されない場合もある」って、ご存知でしたか?
ちょっとした知識でリスクを回避することができます。今回は「大人数旅行に関する補償」について、詳しくご紹介していきます。

旅行の種類によって、緊急時の補償制度が違う

大人数旅行に限らず、旅行プランには大きく分けて2つの種類があります。種類によって緊急時の補償が全く変わってくるので、まずは自分がどの旅行に属するのかを確認しておきましょう。
ひとつは「企画旅行」と呼ばれるもの、そしてもう1つが「手配旅行」です。

1.企画旅行

企画旅行はさらに大きく2つから構成されています。

「募集型企画旅行」
あらかじめ目的地や旅行代金、日程などの旅行内容が決められていて参加者を募集して、プランを販売するもの。一般的には「パッケージツアー」と表されるものです。

「受注型企画旅行」
日程や行き先などを、旅行者の希望に応じて旅行会社が旅行プランを企画し、そのすべてを手配をするもの。大人数旅行のオーダーメイドプランを実現してくれるものです。

2.手配旅行

手配旅行とは、お客側からの希望に応じて旅行会社が旅行の手配のみをするもの。企画自体は、旅行者がすべて行います。手配に必要な実費と手配手数料を旅行会社に支払います。
航空券や電車のチケットのみを旅行会社から購入する、という場合が手配旅行にあたります。

これらの旅行プランの違いによっては、補償に大きく差が発生してしまうのです。
どんな違いがあるのか?詳しく説明していきましょう。

大人数旅行を「企画旅行」で行く場合

旅行の補償に関しては、大きく分けて「旅程保証」と「特別補償」の2つが存在しています(大人数旅行に限らず)。
企画旅行(募集型企画旅行、受注型企画旅行のいずれも)にはこの2つの補償制度が適用となります。

ホテル変更などを保証する「旅程保証」

「旅程保証」とは、企画旅行において契約書面通りに旅程が進まなかった場合に、旅行会社が旅行者に対して、補償金を支払う制度のことを言います。
「予定していたホテルが変更になった」「飛行機の座席予約がブッキングしていた」「出発と帰着日がずれて日程変更した」など確定したツアー内容とは異なる内容の旅程になった場合です。
ただし、台風や地震など天災地変、テロや戦乱暴動、官公庁の命令による中止などによる変更では補償されません。また、「ホテルの部屋がスタンダードからスイートルームになった」など旅行者の損害とは言えない変更の場合も補償対象ではありません。契約書面に記載された航空券や宿泊、観光の内容に変更が生じ、旅行者側の損害となった場合が補償対象となります。

事故や盗難などを保証する「特別補償」

「特別補償」とは、企画旅行において旅行会社の責任を問わず、旅行中に突発的に発生した事故により旅行者に生命もしくは身体、携帯品に一定の損害を被った場合、あらかじめ定められた額の補償金、または見舞金を支払うものです。「スリにあった」「置き引きされてしまった」など盗難に関する事故も対象になります。
「死亡補償金」や「後遺障害補償金」「入院・通院見舞金」、携帯品には「損害補償金」が用意されています。
もちろん、旅行者自身が起こした事故などにはこの補償金は支払われません。

大人数旅行を企画旅行で行った場合は、これらの補償がつきます。企画旅行に関しては「旅行が予定通り実施されるための責任は旅行会社に発生する」との考え方なのです。

大人数旅行を「手配旅行」で行く場合

「手配旅行」に関しては、この2つの補償は一切つかないのです!
「えっ、手配旅行って?」「大人数旅行を自分ですべて企画して手配もしてるんだけど」と急に不安になられた幹事さん。手配旅行とは何を表すのか?本当になんの補償もないのか?詳しくご紹介します。
まずは「手配旅行」とはどんな旅行プランを表すのか、具体的にみていきましょう。

「手配旅行」は、旅行者側の希望を聞いて旅行会社が予約手配を行いますが、旅行のプランニングまではしません。あくまで旅行者側から指定された航空券や宿泊ホテル、観光をピンポイントで代行手配をするだけです。
実際に手配をしてみたら「既に席が埋まっていた」「キャンセル待ちの状態で予約できなかった」という場合に関しても、「手配を行った」という事実があるので、手配手数料は支払うこととなります。また旅程に急な変更が発生した場合や、キャンセルした際の取り消し金や違約料金はもちろん、その変更手配までも旅行者側の負担ということになります。
また、企画旅行では旅行中に起きた事故や盗難などのトラブルの場合も旅行会社が補償してくれますが、手配旅行の場合はありません。現地で旅行者自身が対処しなければならないのです。

航空券

つまり手配旅行とは「旅行会社が旅行者の代わりに手配を代行するもので、旅程に対しての責任は一切補償しない」というものなのです。ここが企画旅行とは全く違ってきます。
ちなみに「受注型企画旅行」で依頼した場合でも、旅行会社側の都合で「航空券の手配だけは手配旅行で手配する」なんてこともあるそう。この場合は航空券の手配に関してだけで手配手数料が発生してしまいますので、十分な確認が必要です。

手配旅行の補償もある!

ただし、手配旅行だからといってなんの補償もないわけではありません。
旅行会社の手配ミスによって旅行者に損害が及んだ場合は賠償責任を求めることができます(飛行機に乗ることができなかった、荷物を無くしたなど)。ただし、旅行会社の手配ミスによっての過失であることを立証しなければ補償されません。旅行会社の手配ミスであることを証明する書面などは残らないことが多く、実際には立証が難しいかもしれません。

トラブルはない?「企画旅行」の注意点

「企画旅行」と「手配旅行」の違いと補償について、お分かりいただけましたでしょうか?
手配旅行のリスクを理解すればするほど、どうしても企画旅行への魅力が増してしまいますね。企画旅行でも大人数旅行をオーダーメイドでプランニングをお願いすることができる「受注型企画旅行」を選択すれば、旅行参加者の要望を組んだプランを提案してもらうことができます。もちろん、万が一の補償もついてきますので安心ですね!

ただし、企画旅行だからといって何のトラブルもないのか?と言われれば、そうではありません。募集型にせよ、受注型にせよ、企画旅行での苦情や相談は報告されており、その中でも一番多いのが「キャンセル料」にまつわる相談です。

キャンセル料について

大人数旅行のキャンセル
「ツアーを申し込んだが、都合で参加することができなくなった。キャンセルを申し込んだらキャンセル料を請求された。払う必要があるか?」
こうした「キャンセル料」に関しての相談が近年圧倒的に多くなっているようです。この問題を解決するには「キャンセルを申し込んだ段階で旅行の契約が成立しているのか?」が重要なポイントとなります。

旅行契約は原則、旅行者が申込書に必要事項を記入して申込金を支払い、旅行会社がそれを承諾した段階で成立となります。
ネットで旅行を申し込む場合はは少々事情が異なり、ネット申し込み後に旅行会社から承諾の通知をメールで受け取った段階(メールサーバーに届いたとき)で成立となります。成立した後でのキャンセルはキャンセル料が発生してしまいます。

また、企画旅行でも「募集型」と「受注型」によってキャンセル料の内容も一部変わってきます。

募集型企画旅行のキャンセル料

募集型(パッケージツアー)の場合は、原則として下記のようにキャンセル料が発生します。

  • 旅行日の前日から数えて30日目:20%以内
  • 前々日から:50%以内
  • 旅行開始後:100%以内

ただし、繁忙期(12/20~1/7、4/27~5/6、7/20~8/31)が出発時の場合は、40日目よりキャンセル料が発生するようになります。

受注型企画旅行のキャンセル料

大人数旅行などをオーダーメイドで行く受注型の場合は、上記のキャンセル料と同様に旅行日から換算したキャンセル料を支払います。さらに、企画料も発生してきます。旅行日の前日から数えて31日以前のキャンセルの場合、キャンセル料として企画料(旅行代金の20%以内)も追加で支払うこととなります。

旅行者からの苦情急増中!

近年、ネットで簡単にパッケージツアーやエアーチケットなどの手配が行えるようになったので、それにまつわる相談やトラブルが急増しているようです。
日本旅行業協会(JATA)の調べによりますと、2015年度の旅行者からの相談室対応となった件数が、前年比の3.2%増!そのうち最も多かった相談が「旅行会社とのトラブル」にまつわるものだそう。
中でも「契約書面に関する解釈の違いや説明不足」といった接客や対応面での相談が急増したとのことです。

補償やキャンセルについては、旅行業法の「旅行約款(やっかん)」によるもので、毎年内容の改定も行われています。キャンセル料に関しても変更される場合もありますので、その都度確認が必要です。
またキャンセルに関しては、ケースバイケースで旅行者に一切キャンセル料が請求されることなく旅行を取り消すことが可能な場合もあります(旅行会社によってツアー中止が決定された場合など)。
大人数旅行を契約する前に、不安材料は遠慮なく質問しておきましょう。契約成立後も旅行会社から交付される「契約書面」を念入りに確認されることを強くおすすめします!

大人数旅行はリスクの少ないオーダーメイド(受注型企画旅行)が安心

ここまで企画旅行と手配旅行で旅行プランを依頼する際の補償制度について、紹介してきました。
オーダーメイドでプランニングを可能とする「受注型企画旅行」を選択することによって、行き先の希望を事細かに叶えてもらえるほか、補償もちゃんとついてくるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

もちろん、どんな旅行にせよトラブルは避けられませんが、大人数旅行にまつわる安心は「団体旅行に強いプロ集団」である旅行会社に依頼したほうが、リスクは少なく済みますね。コストの面からいっても結局はお得。
ネットからでも気軽に「オーダーメイドの旅行プラン」の見積もりを依頼することが可能です。しかも1回の依頼で複数社から見積もりをもらえて、見積もりは無料です。大人数旅行の企画に迷っていたら、気軽に旅行会社に相談してみましょう。

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