「男はつらいよ」がまた始まりました。BSテレ東開局20周年の企画です。毎週土曜日を楽しみにしている方が多いと思います。
そこで、グループや大人数の家族旅行を考えている幹事さん、寅さんゆかりの地を巡るツアーはいかがでしょう。
今回は、「テレビ版男はつらいよ」の最終回と、寅さんの遺作となった48作目「紅の花」の舞台となった奄美大島にみなさんをご案内しましょう。
「男はつらいよ」と奄美大島の関係、その歴史をちょっとおさらい
映画「男はつらいよ」をまだ見たことがない。全作品は網羅していないという方のために、簡単におさらいしていきますよー。
テレビ版男はつらいよの最終回の舞台が奄美だった
日本人ならだれもが知っている寅さん。シリーズ48作はギネス認定の大記録です。盆と正月にはみんな映画館に足を運んだものですね。
ところで映画の前に「テレビ版男はつらいよ」が放映されていたのをご存じですか? 寅ファンなら「当たりき車力の車引きよ」ですが、初心者の皆さんにとっては「え!テレビでもやってたの?」と驚かれる方も多いのです。
無理やり終わらせるにはどうする
それもそのはず。「テレビ版男はつらいよ」は、スタートして7か月ほどで打ち切りになった短命ドラマ(映画と比べれば)だったからです。
その理由は、人気がなかったわけではありません。実は、脚本を担当していた新進気鋭の山田洋二監督が、「毎週毎週脚本を書くのはちょっと。映画に専念したいんだよね」ということで、はっきり言えば、山田監督の都合で途中打ち切りとなったのです。
17%ぐらいの視聴率があったといわれていますので、フジテレビとしては結構な人気番組だったわけです。それを途中で終わらせるにはどうしたらいいか、と考えたあげくの結果が、「寅さんに死んでもらうしかない」でした。
奄美でハブにかまれた!
こうして「テレビ版男はつらいよ」の最終回が始まりました。舞台はなんと奄美大島です。一攫千金を夢見てやってきた寅次郎。ハブ酒をつくって高く売ろうとします。
ところがなんと寅さんはそのハブにかまれて死んでしまうのです。これで一件落着。かと思いきや、ことは簡単に収まらなかったのです。
フジテレビの電話が鳴りやまなくなるのです。「なんで寅を殺した!」。みんな寅さんが好きだったのですね。山田監督も驚きました。
「こんなに愛されている寅次郎を映画の世界で復活させよう」。テレビで一度死んだ寅さんは、こうして映画の世界で蘇ったのです。
映画の最終回となってしまった48作目の舞台も奄美だった!
昭和46年に第一作目が公開された「男はつらいよ」。山田監督はこの1作だけのつもりで脚本を仕上げたといいますが、あまりの人気に続編、新編ができた後はみなさんご存じの通りです。
渥美清さんが亡くなられたことによって48作「紅の花」が寅さんが登場する最後の作品となってしまいました。その遺作の舞台がこれまた奄美大島でした。
奄美には「テレビ版男はつよいよ」と「映画版男はつらいよ」の2つのお終いのエピソードが残っていたのですね。そんな寅さんの世界を思い出しながら、奄美ツアーを楽しんでください。
奄美十景・あやまる岬でエメラルドグリーンの海を独り占め
「パスポートなしで南の楽園に行けるー」このキャッチフレーズで思い浮かべるのは、沖縄でしょうか。いやいやちょっと待ってください。もっと近くに、もっと手つかずの自然が残る楽園がありますよ。
それが「奄美大島」です。南の島の楽園といえば、青い海、白い砂浜ですね。奄美の大自然を感じてもらう一番のスポット「あやまる岬」はいかがでしょう。
岬からは珊瑚礁の海が一望ですよ。コバルトブルーの空、エメラルドグリーンの海。美しいの一言。奄美十景の一つにもなっているこの岬からは喜界島も望むことができます。
すぐ近くには観光公園もありグランドゴルフまで楽しめちゃいます。
基本情報
あやまる岬
住所:鹿児島県奄美市笠利町大字須野
問合せ先:0997-63-8885(あやまる岬観光公園)
営業日:通年(遊泳期間7月20日から8月31)
アクセス:奄美空港から車で8分
シュノーケリング・アクティビティなら「ネイティブシー奄美」で
奄美にやってきたら絶対に体験したいアクティビティがシュノーケリングです。そこに水があるのを忘れてしまうぐらい透明度の高い海。色鮮やかな熱帯魚。クマノミやスズメダイたちとも一緒に泳ぐこともできちゃいます。
「ネイティブシー奄美」では初心者の方でも安心してトライできるコースをしていますので、ぜひ体験してください。
遠浅の続く倉崎海岸は絶好のビーチシュノーケリング・スポット。浮き輪も用意されており、お子様も安心です。ちょっとしたビーチアドベンチャー気分を楽しめます。
基本情報
ネイティブシー奄美
住所:鹿児島県大島郡龍郷町芦徳835
問合せ先:0997-62-2385(8:00~22:00)
アクセス:奄美空港より無料送迎あり。路線バス、タクシー、レンタカーで約20分
ボートシュノーケリングでウミガメと遭遇チャンス!
ビーチでのシュノーケリングも楽しいのですが、ありのままの大自然をもっと満喫したいならボートに乗って沖合へどうぞ。
そこには雄大な海の自然が広がります。奄美の周辺海域はウミガメの集まるエリアもありますので、幸運の使者ともいわれるウミガメに遭遇できるかもです。広大なサンゴ礁と奄美ブルーの海を心行くまで楽しんでください。
「ダイブスピーシーズ奄美」では、子どもから大人まで楽しめる様々なアドベンチャー・コースを用意していますので、お気軽にお問い合わせください。
ダイブスピーシーズ奄美
住所:鹿児島県奄美市名瀬幸町5-17
問合せ先:0997-69-3785
料金:
ウミガメと泳ごう(4歳以上から参加可能)
12歳以下 4,000円
13歳以上 5,000円
アクセス:
・奄美空港からレンタカーで45分
・奄美空港から空港バスで50分
・名瀬港から徒歩15分、車で5分
ブルーエンジェルと言われる土盛海岸でお手軽シュノーケリング
ここが日本なの? 思わず声を上げるほど美しい海岸が広がるのが土盛(ともり)海岸です。白い砂浜に青く澄み切った海は「ブルーエンジェル」と呼ばれているそうです。
このビーチの一番のおすすめはシュノーケリングです。どこまでも透明な海。色鮮やかな熱帯魚。まるで海外のリゾートにやってきたと錯覚してしまうほどです。
干潮時には小さなプールがたくさんできますので、子どもたちにはサンゴや貝殻集めなども楽しめます。
基本情報
土盛海岸
住所:鹿児島県奄美市笠利町土盛
問合せ先:0997-63-1111(笠利街産業振興課)
アクセス:奄美空港から車で約6分
恋愛パワースポット「ハートロック」は外せません
奄美のビーチ観光でここはやっぱり外せませんね。「ハートロック」です。ハートの形をした潮だまりで、干潮の時のしかも一日の中でもわずかな時間しか見ることができません。
だからこそ、恋愛のパワースポットとして人気があるのですね。1月から3月にかけてはアオサに囲まれて、青と緑のコントラストが抜群。
運よくハートロックに遭遇できましたら、その写真を携帯電話の待ち受け画面にすると恋が叶う?といわれています。
ハートロック周辺の岩場はとても滑りやすいので訪れた際には十分に気をつけてください。
基本情報
ハートロック
住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木
問合せ先:0997-62-4512(龍郷町役場企画観光課)
アクセス:奄美空港から車で約12分
「それいゆふぁーむ」のトロピカルフルーツで一休み
ハートロックの入り口の前にあるのが農園「それいゆふぁーむ」です。南国フルーツの有機栽培やヤギの飼育に養蜂などにとりくみながら、レストランやカフェ、ホテルなどもある複合農園です。
ハートロックの干潮時間もここでわかるそうですので、一休みにもってこいですね。
カフェでは南国フルーツのパッションフルーツやマンゴーのスムージー、それにヤギのミルクで造ったソフトクリームなど、おいしいメニューがいっぱいです。
この農園では、越滅危惧種の保護や飼育も手掛けており、マダカスカルリクガメやコキサカオウムなど貴重な生き物たちにも出会えます。
それいゆふぁーむ
住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1346-1
問合せ先:0997-69-4802 0997-69-4293(カフェ直通)
営業時間:10:00~18:00(干潮時間によって変動あり)
アクセス:奄美空港から車で10分
ジャングルツアーならぬマングローブツアーはいかが
奄美群島国定公園の特別保護区に指定されている「黒潮の森マングローブパーク」では、海の森といわれる手つかずのマングローブの群生を間近に見ることができます。散策路が整備されていますので、歩いてみることのできますが、ここはカヌーがおすすめです。
「アマニコ」が主催する「ジャックと豆の木と滝とマングローブカヌーツアー」はいかがでしょう。トンネルのように両岸に生い茂るマングローブの森をカヌーで進んでいくと、その先にはジャックと豆の木のモデルとなったといわれているモダマの木があります。
また、落差35mの「フナンギョ」の滝は圧巻ですよ。お見逃しなく。海の原生林マングローブの森と出会うカヌーアドベンチャー体験、ぜひ楽しんでください。
基本情報
黒潮の森マングローブパーク
住所:鹿児島県奄美市住用町石原478
問合せ先:0997-56-3355
★パーク入園料:一般500円、小中学生300円、幼児100円、3歳以下無料
※団体は20名以上で割引あり
★カヌー体験(入園料・グラウンドゴルフ代込み)
一般2,000円、小中学生1,800円、幼児無料
※団体は20名以上で割引あり
アクセス:
・奄美空港から車で70分
・奄美市名瀬から車で20分
・路線バス=古仁屋行「マングループパーク前」、日仲間行「西仲間から徒歩7分
アマニコ奄美大島観光ツアーガイド
住所:鹿児島県奄美市住用町見里1084-1
問合せ先:0997-59-7879
料金:
●ジャックと豆の木と滝とマングローブカヌーツアー
大人7,700円、4歳~小学生5,500円、3歳以下550円
ザトウクジラの豪快なダイブに歓声!
奄美大島の海には毎年冬になるとザトウクジラが繁殖のためにやってきます。2月から3月にかけてがホエールウォッチングのベストシーズンとなります。
「ダイブスピーシーズ奄美」では冬期間限定の半日ツアーを開催していますので、おすすめです。ツアーには経験豊富なガイドについてくれますので安心。
長年の経験と勘で鯨の動きを察知し、絶好のポイントに案内してくれますよ。奄美ブルーの海中を泳ぐ姿や豪快なブリーチングを間近で見ることができるチャンスです。
ダイブスピーシーズ奄美
住所:鹿児島県奄美市名瀬幸町5-17
問合せ先:0997-69-3785
料金:
●ホエールウォッチング
半日6,000円、一日12,000円
開催時間:
半日9:00~12:00・13:00~16:00、一日9:00~16:00
アクセス:奄美空港から空港バスで50分名瀬港から徒歩15分、車で5分
「大島紬」で奄美の伝統にふれてください
奄美の大自然を満喫したら、今度は奄美の伝統文化にふれてみませんか。奄美の伝統工芸品といえば「大島紬」です。奄美だけではなく日本を代表する絹織物ですね。
泥染めからつくられた独特の色合いと光沢が素晴らしい織物です。「大島紬村」では泥染体験や機織り体験もできますので、この機会にぜひ大島紬にふれてみてください。
また、実際に大島紬を着ることができる着付け体験もあります。普段はほとんど着物に縁のない方も一度袖を通してみるとその良さがわかるはずです。
基本情報
大島紬村
住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945
問合せ先:0997-62-3100
開館時間:9:00~17:00
休館日:12月31日、1月1日
製造見学料:大人500円、子ども250円
※その他、各種体験には別途料金がかかります
アクセス:
・奄美空港からR58経由、名瀬方面へ車で15分
・名瀬港からR58経由、笠利方面へ車で35分
「セントラル楽器」で島唄と三線を堪能
大島紬と並んで奄美の伝統工芸品といえば「三線(サンシン)」です。奄美地方では古くから島唄や民謡が三線とともに歌われてきました。
あの独特なメロディーと節回しは聞いているだけで、心が穏やかになり南国の郷愁を誘いますね。
そんな奄美の島唄を広めようと自主レーベルを立ち上げ世界に発信しているのが「セントラル楽器」さんです。
名瀬市の商店街にあるこのお店には、三線などの楽器はもちろんのこと、島唄や民謡のCDが数多くそろっていますので、散歩がてらにぜひ立ち寄ってください。お土産におすすめです。
基本情報
セントラル楽器
住所:鹿児島県奄美市名瀬末広町1-20
問合せ先:0997-52-0530
営業時間:10:00~19:00
定休日:無休
アクセス:奄美空港から車で40分
寅さんを訪ねて加計呂麻(かけろま)島へ
寅さんが登場する最後の作品となった48作「紅の花」。その舞台となったのが加計呂麻島です。奄美大島から船で20分。大島海峡を越えた先にある周囲150キロの小さな島です。
島についてからは散策するもよし、レンタカーを借りて島内を巡るのもよし。奄美大島とは違って、のんびりと猫が寝そべり、波の音が聞こえてくる風景は離島でしか味わえない時間です。
島一番のスポットは何といっても樹齢700年といわれる「於斉(おさい)のガジュマル」です。青い海が広がると白い砂浜に立てば、今から20数年前にタイムスリップ!寅さんとリリーが現れるかもしれませんよ。
加計呂麻島の中心にある諸純という集落には「男はつらいよ」の撮影に使われた宿があります。それが「リリーの家」です。泊まってみれば、寅さんの世界に本当にタイムスリップできちゃうこと間違いなしです。
基本情報
於斉のガジュマル
住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町大字於斉589
アクセス:
・古仁屋港からフェリーにて瀬相港50分
・瀬相港から於斉まで車で7分
伝泊 リリーの家
住所:鹿児島県大島郡瀬戸内町諸純金久原394
問合せ先:0997-63-1910
料金:一泊一名8,800円(税別・素泊まり)
アクセス:
・古仁屋港からフェリーにて瀬相港、生間港まで20分
・瀬相港からリリーの家まで車で40分
・生間港からリリーの家まで車で5分
奄美きたら「鶏飯(けいはん)」を食べるべし
奄美大島に来たらこれを食べずに帰るわけにはいきません。奄美の郷土料理「鶏飯(けいはん)」です。
江戸の頃は高級料理だったそうですが、当時、旅館だった「みなとや」の女将さんが庶民も食べられるようにとあみだしたのが「鶏飯」なのだそうです。蒸した鶏肉をさいて錦糸卵と甘煮のシイタケを刻んで乗せたものに鶏のスープをかけていただきます。
奄美でメジャーな料理として子供たちの給食にも登場するほどです。東京でも鶏飯を提供する店が増えてきましたが、奄美に来たらやはり元祖「みなとや」の鶏飯をいただきたいものです。一度ご賞味あれ。
基本情報
鶏飯元祖みなとや
住所:鹿児島県奄美市笠利町外金久81
問合せ先:0997-63-0023
営業時間:11:00~15:00頃(材料がなくなりまで)
定休日:不定休
アクセス:奄美空港から車で10分
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