一生に一度の体験「雪合戦」編

地域によっては、もう雪が降り始めているところもあるようですね。
・・・「雪」といえば、雪合戦。友達と雪球を投げ合った子供の頃を思い出します。

「一生に一度の体験」をご紹介する連載、7回目は、これからの時期にぴったりなテーマ「雪合戦」についてご紹介します!

職場やサークル仲間と本気の雪合戦をやろう

雪合戦は子供の遊び・・ではありません。
「スポーツ雪合戦」というものがあることをご存知でしたか?

相手に雪球をぶつけるという雪合戦の基本を、全力で行うんです。
ヘルメット着用したり、雪球を避ける防御壁(シェルター)が設けられていたり・・何だか面白そうですよね!!

本気の雪合戦をスポーツにしました

スポーツ雪合戦は日本だけではなく、今や世界にも広まっているスポーツです。国際ルールもあるんですよ。
毎年1〜3月頃に各地で対抗戦が行われます。

7名1チームで誰でも参加できるので、サークルや会社ぐるみ、近所の仲間と参戦してはどうでしょう?(今なら申し込みも間に合います)

大人数で楽しめる「スポーツ雪合戦」をもう少し詳しく

スポーツ雪合戦は、1988年北海道有珠群で生まれました。

スポーツ雪合戦は北海道有珠群で1988年にスタート

ルールは簡単!敵に雪球をぶつけるか、相手コートに立っているフラッグを奪うかで勝敗が決まります。

1チーム7名で、すべての選手が雪球に当たったら、負け。また雪球を全員にぶつけなくても、相手コートに立っているフラッグを取れば、その場で勝利が決まります。

敵に雪玉をぶつけるか相手チームのフラグを奪えば勝ち

下記がスポーツ雪合戦の詳細なルールになります。ルールが簡単なので、大人から子供まで楽しめますよ。

【ルール】

<チームの人数>
選手7名 監督1名 補欠選手2名まで。
選手はフォワード(4名)とバックス(3名)に分かれる。

<試合時間>
3分3セットマッチで、先に2セット先勝したチームの勝ち。

<コート>
サイズ:横36m×縦10m
コート内には、雪球から身を隠すためのシェルターと呼ばれる壁がある。

スポーツ雪合戦のコート
(画像提供:一般社団法人日本雪合戦連盟事務局)

<勝敗の決め方>
先に相手コートの旗(フラッグ)を抜くか、相手チームの全員に雪球をぶつけた方が勝ち。
時間切れ(3分経った)の時は、残っている(雪球を当てられていない)選手が多い方の勝ち。

<雪球>
1セットに90個の雪球を使用できる(試合前に作っておく、試合開始後は雪球を作れない)。
雪球は、直接体に当てなくてはならない(衣服に直接かする、味方や自分自身が投げた雪球が当たった場合もアウト)。

<その他>
フォワードは、自分のコートのバックラインから後ろには下がれない。
バックスはすべてのコートを利用できる。
相手コート内に入れるのは1度に3名まで。

大人も夢中になる!「スポーツ雪合戦」のポイント

競技の際はヘルメット着用とかなり本格的。完全装備しているので、容赦なしに投げ合えます。

スポーツ雪合戦の装備

・・・といっても勝利するためには、単にスピードが速い雪球を投げれば良いというわけではありません。

なんせ敵はシェルターの陰にいるのですから、相手コート攻め込んだり、雪球を高く放るなどの戦略が重要となってきます。

敵がシェルターに隠れてばかりいるなら、相手コートのフラッグを取りにいきましょう。守ってばかりでは勝てませんから、攻める姿勢も大切になります。

冬ならではのイベント「スポーツ雪合戦」の醍醐味とは?

純粋に雪球を投げて相手にぶつける、こんな単純なことが、こんなに楽しいのかと実際にやってみると驚きます。

大勢で楽しめて単純だけどわくわくします

やみくもに雪球を投げても、なかなか当たらないんですね。
(1セットで使用できる雪球の数は90こと決まっていますし・・)

敵からの雪球の脅威を絶えず感じながらも、相手コートに攻め込んでいかなければならない、じれったさ。そして、緊張感。相手に雪球を命中させれば、爽快の2文字が踊ります。

冬の、それも雪のある場所でしかできないというのも、何だか特別な気持ちにさせられます。冷たいけれど熱い、そんなスポーツ雪合戦の魅力にぜひ取り憑かれてください!!

「スポーツ雪合戦」豆知識

スポーツ雪合戦では、1セットに90個も雪球が必要となります。1試合3セット制ですから、計270個!!これだけ沢山の雪球を作るのは、一苦労です。

そこで考案されたのが、雪球製造器なるもの。

調べてみるとこの「雪球製造器」、1度に45個もの雪球が作れるそうです。お値段75,600円。雪合戦のために開発された究極の秘密兵器です。

職場の仲間同士でもOK!「スポーツ雪合戦」に参戦するには?

(1)チームをつくる

スポーツ雪合戦に参加するためのチームづくり

まずは仲間を集めてチームを作ります(既存のチームに参加する方法もあります)。職場の仲間、ゼミやサークルのメンバー、自治会や子ども会でもOK。チーム名もしっかり考えてくださいね。

(2)みんなで練習しよう

雪合戦の練習をしよう

大会出場までは練習あるのみ!一般社団法人日本雪合戦連盟に問い合わせれば、指導者や練習会を紹介してくれるので、スポーツ雪合戦初体験者でも安心ですよ。

(3)大会にエントリーしよう

エントリーすれば参戦可能

一般社団法人日本雪合戦連盟のHPに、各地で開催される大会情報がアップされているので、エントリーすれば参戦可能(大会によっては出場資格等がある場合もあるので要確認)。

大勢で一緒に楽しめるアクティビティ「雪合戦」まとめ

雪合戦、侮っていませんでしたか?

子どものお遊びとあなどってはいけないスポーツ雪合戦

雪合戦の勝利のポイントは、何といってもチームワーク。フォワードとバックの攻めと守りのコンビネーション。互いの動きに気をくばったタイミングと声かけ・・。

なんだか職場やサークル・ゼミ活動などで必要なことが詰まっていますね。たとえば・・・

●サークル旅行やゼミ合宿のアクティビティに(一気に絆が深まります)
●自治会や子ども会、家族ぐるみの地域交流(子どもから大人まで誰でも楽しめます)
●社内旅行などで部署ごとにチームを作っての対抗戦(日頃の結束力を活かしてください)
●社員研修のチームビルディングプログラムとして(上司にも公然と雪球を投げられます!?)
●冬の社内イベントに(運動会は苦手な人も雪合戦なら・・遊びの延長として楽しめますね)

そう!「スポーツ雪合戦」はチームビルディングや、親交を深める場合にも、もってこいのアクティビティなんです。

組織力やコミュニケーション力もアップしそうですね。実際に北海道(札幌)では、「雪合戦」を社員研修のプログラムとして提供している自治体もあるんですよ。

冬の恒例行事として、あなたの職場や部署でも今年から取り入れてみるのはどうでしょうか?サークル活動として、雪合戦クラブをつくるのもいいですね!

一生に一度と思ったら、ハマって強豪チームにまっしぐら・・というのもよいではないですか!!

大会への出場が決まったら、ぜひ「団体旅行ナビ」を利用しましょう。宿や交通手段、宴会・パーティなどまるごと旅行手配OK。サイトには、全国から団体・グループ旅行のプロフェッショナルが大集結!大会出場だけではなく、雪合戦を取り入れたチームビルディングプログラムなど、アクティビティとして手配もOKです。

スキー・スノボー旅行だけじゃ物足りない、大勢で一緒に楽しめるプログラムを探していたという幹事さん。ぜひ、挑戦してみては?


■取材・協力
一般社団法人日本雪合戦連盟
<住所>長野県長野市栗田202-10リーベ若里102
<問い合わせ先>TEL:026-217-0200/FAX:026-217-0221