壺屋やちむん通り
早朝の壺屋やちむん通り

年を取ると朝が早い・・・。那覇・国際通り近くのホテルに宿泊するなら、朝ごはん前にぶらりお散歩もおススメです。もちろん車は不要。

沖縄らしい風景やカワイイ猫ちゃんたちと出会える「壺屋やちむん通り」を散策してきました。沖縄社員旅行の帰りにちょっとお土産を買いたい、という方ならお店が開いている時間にぜひ!

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沖縄らしいノスタルジックな風景が広がる「壺屋やちむん通り」

写真が趣味なら早朝がねらい目

「壺屋やちむん通り」は国際通りから平和通り商店街のアーケードを抜けると現れる古き良き時代の沖縄。壺屋地区は沖縄の“やちむん(沖縄のことばで焼物の意味)”の街として有名です。

1682年当時の琉球王府が美里村(現沖縄市)の知花、首里の宝口、那覇の湧田に点在していた窯元を壺屋に統合して、陶器作りを盛んにさせたとか。依頼、焼物の街として長い歴史を刻み続けています(参照元:沖縄県「風景結々」ホームページより)。

清正陶器・壺屋窯
清正陶器・壺屋窯

通りは琉球石灰岩が敷き詰められており、雰囲気たっぷり。両サイドに陶芸工房や直売店、ギャラリー、カフェ、お土産ショップなどが立ち並び、焼物の街らしい風情あるたたずまいを楽しむことができます。

沖縄“やちむん”の歴史をちょこっと

沖縄の焼物「やちむん」の歴史
やちむんの器

明治に入り、琉球王国から沖縄県になると他県から安くて丈夫な焼物が手に入りやすくなり、壺屋焼が少しずつ衰退。しかし、1926年頃に起きた「民藝運動」により、“やちむん”の日用品としての美が再評価されていきます。

しかし、1970年代頃から壺屋地区の登窯から出る煙が問題視されるようになっていきました。1972年、壺屋で焼物をしていた金城次郎さん(沖縄初の人間国宝・重要無形文化財保持者に認定)が読谷村に工房を移転。

1980年には中堅の陶工4名が共同登窯を築き、初の窯出しとなりました。この共同登窯を中心に形成されたのが現在の「やちむんの里(読谷村)」で、現在では50あまりの窯元が集まっています(参照元:読谷村観光協会ホームページより)。

登窯や博物館、重要文化財などもある「壺屋やちむん通り」

文化財や登り窯などが残されている

やちむんの登窯が読谷村へ移っている現在、壺屋やちむん通りには、荒焼の唯一の登り窯「南ヌ窯(フェーヌカマ)」、上焼唯一の登窯「新垣家住宅・東ヌ窯(アガリヌカマ)」が残されています。

1992年(平成4年)に閉窯、沖縄県指定文化財の「南ヌ窯(フェーヌカマ)」

「南ヌ窯(フェーヌカマ)」
「陶器と喫茶 南ヌ窯(フェーヌカマ)」

「陶器と喫茶 南ヌ窯」の裏手にあり、傾斜地を利用して幅3m、長さ20mのかまぼこ型の窯です。壺屋地区に窯場が集められた頃に琉球王府から賜った拝領窯といわれています。

荒焼(あらやち)
荒焼(あらやち)

荒焼とは南窯焼とも呼ばれ、無釉またはマンガンを掛けた焼き締め陶器のことなのだそうです。

ちなみに「陶器と喫茶 南ヌ窯」では注文を受けてからコーヒー豆を挽き、香り高いおいしいコーヒーが飲めると評判です。

Information

陶器と喫茶 南ヌ窯
営業時間:9時~19時30分
住所:沖縄県那覇市壺屋1-9-29
問合せ先:098-861-6404

1974年(昭和49年)に閉窯、国指定重要文化財の「新垣家住宅・東ヌ窯(アガリヌガマ)」

「新垣家住宅・東ヌ窯(アガリヌガマ)」
「新垣家住宅・東ヌ窯(アガリヌガマ)」

「新垣家住宅」は沖縄戦による被害が少なく家屋・登窯・井戸・沈殿池が残されています。また、東ヌ窯は壺屋で窯業が始まった際に開窯した御拝領窯なのだそう。

廃窯まで、金城次郎・小橋川源慶・新垣栄三郎など壺屋の名工が多く使用し、素晴らしい焼物を生み出した窯であり、また、民藝運動で有名な濱田庄司・柳宗悦などが訪れた壺屋を代表する場所です。

国指定重要文化財の「新垣家住宅」は敷地の一部を公開

2009年には老朽化と大雨により倒壊してしまいましたが、2015年に修復を完了。2021年4月から敷地の一部を一般公開しています(母屋は現在も住宅として使用しているので立ち入りや撮影は禁止)。

上焼(じょうやち)
上焼(じょうやち)

「東ヌ窯」は上焼の登窯ですが、こちらは釉薬をかけて直接焼くのが大きな特徴。絵付けの技法も変化に富んでいるそうです。

Information

新垣家住宅
観覧時間:金曜・土曜・日曜・祝日(一部を除く)13時~17時
※臨時休み・年末年始休み(12月28日から1月4日)あり
料金:無料
住所:沖縄県那覇市壺屋1-28-32
問合せ先:那覇市立壺屋焼物博物館 098-862-3761

“やちむん”の歴史を知るなら「那覇市立壺屋歴史博物館」へ

那覇市立壺屋焼物博物館
壺屋歴史博物館

「那覇市立壺屋歴史博物館」は壺焼を始めとする沖縄の焼物文化をしることができる県内唯一の焼物博物館です。土器の時代から現代の壺屋の陶工達の作品までを展示し、沖縄の焼物の歴史、壺屋焼の製法や技法などを学ぶことができます。

Information

那覇市立壺屋歴史博物館
開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)、月曜休み(祝日の場合は開館)
※年末年始(12月28日から1月4日)の他、臨時休館あり
入館料:大人350円、20名以上の団体で割引あり。

のんびり街歩きや写真撮影が趣味なら早朝がおすすめ!

焼物が埋め込まれた道路
焼物が埋め込まれた道路

早朝だとお店は空いていませんが、写真を撮りたいなら人通りが少ないのでおススメです。焼物が埋め込まれた道。

大川(ウフガー)
大川(ウフガー)

村ガー(共同井戸)として使われてきた大川(ウフガー)の名残りを見つけたり・・・。

猫も落ちています

店先や車の下でくつろぐ猫たちにも出会えます。

車の下にも猫が

新天地市場本通りを抜けて壺屋やちむん通り方面へ向かう途中にある「壺屋うふシーサー」。「うふ」とは沖縄のことばで大きなという意味があります。

壺屋うふシーサー
壺屋うふシーサー

この壺屋うふシーサーは、壺屋の陶工たちによって作られたもので2013年2月9日に設置。定期的に口から水煙を吐き、案内板のボタンを押すと、沖縄方言で音声案内が流れるそうです。

ゆいレールの牧志駅近くにあるさいおんスクエアには、兄弟の壺屋焼き「さいおんうふシーサー」があります。

那覇・国際通り周辺にはたくさんの商店街が市場などもあるので街歩きにぴったり。大きな通りを少し入った路地裏には、カワイイカフェやディープな飲み屋などもたくさんあります。

ちょっとした隙間時間にぜひぶらぶらと散歩してみてはいかがでしょうか。

Information

壺屋やちむん通り
住所:沖縄県那覇市壺屋1-16

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