熊本城

1601年から7年の歳月をかけて築城された熊本城は、茶臼山と呼ばれた丘陵地に加藤清正が当時の最先端技術を駆使して築きました。

2016年の熊本地震により大きな被害を受けましたが、現在再建工事が進められ二の丸広場、加藤神社などの一部見学の他、イベントなども開催されています。

また熊本城の近くにある桜の馬場城彩園には、熊本の歴史や復興の状況を知ることが出来るスポットがあります。

熊本県内のグルメと特産品、レストランなども集まっているので、食事やお土産なども併せて楽しめるオススメスポットです。

熊本城で現在見学可能な場所は?

熊本城見学

熊本城は2016年の熊本地震の影響で、まだ多くの部分で立ち入り規制が行われています。2019年11月現在は、二の丸広場と加藤神社への立ち入りと、周辺から天守閣や櫓などの様子が見られます。

また復旧工事のない日曜・祝日のみになりますが、2019年10月より二の丸広場から復旧工事用のスロープを張った平左衛門丸や天守閣前広場の一部のルートの公開(有料)が始まりました。

今後も順次公開地区が増えていく予定です。(詳しくはこちら

熊本城内で現在見学が出来るエリア

  • 二の丸広場
  • 加藤神社
  • 閉鎖された城門-頬当御門、櫨方門、須戸口門、不開門、南大手櫓門、西大手櫓門(立ち入り制限エリア)
  • 天守閣、宇土櫓、本丸御殿等の本丸区域(立ち入り制限エリア)
  • 飯田丸、東竹の丸、竹の丸区域(立ち入り制限エリア)
  • 西出丸、奉行丸、行幸坂など(立ち入り制限エリア)

詳しくは、こちらよりご確認ください。
それでは、立ち入り可能な各スポットについて具体的にご紹介していきましょう。

二の丸広場

二の丸広場

二の丸広場は、江戸時代に上級家臣たちの屋敷が立ち並んでいた場所です。1754年に6代藩主細川重賢によってここに二之丸広場藩校時習館(じしゅうかん)が開校されました。成績優秀であれば身分に関わらず入学が許可されるという、新しい発想で多くの優秀な人材を排出したことで知られています。

二の丸広場からは、一列に並ぶ大小天守閣、宇土櫓を見ることが出来ます。そのため、多くの人がここで記念撮影をしています。

加藤神社

加藤神社

加藤神社は、熊本城を築いた加藤清正をお祭りしている神社です。
もとは日蓮宗の名刹・本妙寺だったのですが、1871年の神仏部分離令によって神社とお寺に分けられ、その社殿が加藤神社となり熊本城に移されました。
加藤神社は、土木建築や勝運にご利益があると言われています。

加藤神社からも熊本城を見ることが出来ます。加藤神社の鳥居をすこし出たとろから見られる宇土櫓は、震災で多くの建物が壊れた中でほぼ無傷だったそうです。

天守閣

熊本城天守閣 しゃちほこ

熊本城には、大天守と小天守があります。大天守は3重の外観ですが、内部は6階地下1階建てになっています。

小天守には、2019年11月に待望のしゃちほこ(高さ86㎝、重さ70kg)が設置されました。熊本城が少しずつですが再建されているのが分かり、嬉しいですね。

宇土櫓(うとやぐら)

熊本城宇土櫓

「第三の天守閣」とも呼ばれる宇土櫓は、外観3層の5階地下1階からなる、地上約19メートルの大きな櫓です。

熊本城のほとんどの建物は昭和35年に再建されましたが、この宇土櫓は、当時のまま残されている貴重な建物なんです。

また震災の際もほぼ無傷で残り、今も立派な建築美を見せてくれています。この宇土櫓の勇姿は地元の人たちに大きな勇気を与えました。

さらに熊本城を堪能したい方に!ぜひおすすめしたいスポット

熊本城 ビューポイント

城外にも、熊本城を満喫できるスポットがあります。

お城の全容を俯瞰できるビューポイントや、熊本城の歴史が学べる体験施設等、熊本城観光の際はぜひ立ち寄って欲しいスポットをご紹介します。

熊本城を一望するなら熊本市役所14階

熊本市役所の14階にある展望台ロビーは、熊本城を一望出来る絶景スポットです。無料開放されており、土曜、日曜日でも利用出来ます。

また同14階にある「ダイニングカフェ彩」では、地元の食材を使った美味しいグルメが楽しめます。

熊本城を俯瞰出来るこの展望台で、再建を続ける熊本城の「今」を知ってください。

桜の馬場 城彩園

熊本の食や歴史、伝統を伝える観光施設としてオープンした「桜の馬場 城彩園」では、熊本の美味や特産品に出会うことが出来ます。

いきなり団子をはじめ、ウニのコロッケや馬刺し料理など23店舗もある飲食施設は食べ歩きにもぴったりです。

城彩園わくわく座

馬場城彩園にある熊本城ミュージアムわくわく座は、熊本城を見て、聞いて、触って、感じることが出来るエンターテイメント施設です。

<学ぶ>
プロジェクトマッピングやVR、定点カメラを鑑賞できる展示施設など熊本城の歴史だけでなく、現在の復興状態をリアルタイムで知ることが出来ます。

<体験する>
石垣に施された工夫を実感!、石垣積みの体験ブースや着物を纏ってお姫様気分を満喫出来る!等熊本城の魅力を体から感じられる体験が一杯です。

<見る>
わくわく座の2階にある「ものがたり御殿」では、迫力ある映像やお芝居等で熊本城の歴史を紹介しています。人形劇や寸劇など子供から大人まで楽しめる様々なプログラムが用意されたいますよ。

基本情報

熊本市役所
住所:熊本市中央区手取本町1番1号
問い合わせ先:096-328-2111
<14階展望フロアの入場時間>
月曜日~金曜日 8時~22時(18時以降は南側エレベーターのみ)
土曜日、日曜日、祝日 9時~22時(南側エレベーターのみ)

■桜の馬場 城彩苑総
住所:熊本県熊本市中央区二の丸1-1
問い合わせ先:096-322-5060(総合観光案内所)
営業時間:(物販)3〜11月9時~19時、12〜2月/(飲食)11時~19時/(わくわく座)9時〜17時

熊本城観光のついでに立ち寄ってほしいスポット

熊本城を堪能したら、周辺の施設も回ってみましょう。団体で観光するなら、団体割引を利用するとお得です。

熊本県立美術館

熊本城の二の丸公園の一角にある美術館。古代から現代にかけての考古、絵画、版画、彫刻、工芸、書蹟等の作品を幅広く収蔵しています。

中でも熊本県の代表的な装飾古墳を再現した「装飾古墳室」は必見です。
美術館の設計は、あのル・コルビュジエに師事した建築家・前川國男によるものです。

熊本博物館

熊本博物館は、2018年にリニューアルオープンし、「未来へつなぐ熊本の記憶」をテーマに熊本の歴史や自然を伝えています。プラネタリウムを併設し、イベントや講座を積極的に開催しています。

熊本伝統工芸館

熊本伝統工芸館では、伝統工芸の展示や販売、体験イベントなどを行っています。2階建の建物の1階には工房と工芸品ショップが、2階には展示室が設けられ、地下には会議室もあります。

展示品に直接触れられて鑑賞できる展示方法で、熊本の伝統工芸の魅力を肌触りも含め伝えてくれます。

基本情報

熊本県立美術館
住所:熊本市中央区二の丸2
問い合わせ先:096-352-2111
開館時間:9時30分~17時15分
定休日:月曜日

熊本博物館
住所:熊本市中央区古京町3-2
問い合わせ先:096-324-3500
開館時間:9時~17時
定休日:月曜日

熊本伝統工芸館
住所:熊本県熊本市中央区千葉城町3-35
問い合わせ先:096-324-4930
開館時間:9時~17時
定休日:月曜日

社員旅行やグループ旅行で、復興を続ける熊本城を応援しよう!

熊本城

現在も復興工事が続く熊本城。修復完了は21年春ごろを予定しています。現地に足を運び地元を元気付けると共に、そこから立ち上がろうとする熊本城の力強さをぜひ感じてください。

現在熊本城では、熊本城の復旧・復元を目指して「復興城主」を募集しています。1回につき1万円以上の寄附をすると「城主証」が発行され、デジタル芳名板に名前が登録出来る特典付きです。

熊本城
住所:熊本県熊本市中央区本丸1-1
問い合わせ先:096-352-5900(熊本城総合事務所)

≫復興城主募集についてはこちら

熊本城への行き方(アクセス)は?

熊本城までは、路線バス・市電が利用できます。空港からはリムジンバス、熊本駅からは周遊バスが運行。

団体・グループで大人数なら貸切バスが便利かもしれません。旅行会社にまとめて手配をお願いしちゃいましょう。

●熊本駅から熊本城を繋ぐ周遊バス「しろめぐりん」
運賃:大人150円 小児80円/1日乗車券 大人400円 小児200円
●熊本空港から「空港リムジンバス 熊本空港バス停~桜町バスターミナル」
運賃:730円

<最寄りの停留所>
・熊本駅1番乗り場から「桜町バスターミナル」下車、徒歩5分
・熊本駅前の市電乗り場から「熊本城・市役所前電停」もしくは「花畑町電停」より徒歩10分

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