柴又駅と寅さん像

山田洋二監督の映画「男はつらいよ」の舞台として知られている柴又。東京都葛飾区にあり、江戸川を挟んで対岸は千葉県の松戸市です。

都内からちょっと離れている柴又。東京で暮らしている人でもなかなか足を運ばない観光地かもしれません。

駅前には旅に出る寅さんのブロンズ像。そして2017年にはお兄ちゃんを見送るさくらの像も誕生しています。

さくらの像も登場

浅草や上野ばかりが東京じゃない!皆さんもぜひ柴又へ足を運んでみませんか。ぜひ、寅さんに会いに行きましょう。

初公開から50周年!映画「男はつらいよ」の聖地・柴又へ

寅さん口上文字盤

「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い…」。みなさんご存じの「男はつらいよ」イントロの口上です。

シリーズ映画の最長記録としてギネスに登録されている「男はつらいよ」。昭和44年の初公開から平成9年の「紅の花」までなんと 48作(渥美清の没後一年に作られた 第25作のリマスター版「特別篇」を含めれば49作)あります。

この間の観客動員数はなんと延べ8,000万人。これほど長く、そしてたくさんの方に愛された映画は後にも先にもありません。

映画「男はつらいよ お帰り寅さん」
引用元:PRtimes

そして公開から50周年目となった2019年12月、待望の50作目が公開されました。そのタイトルが「おかえり寅さん」です

「人生は生きるに足る」という、山田洋二監督の思いのつまった映画「男はつらいよ」の新作、皆さんはもうご覧になりましたか?

映画の始まりはいつも矢切の渡しと江戸川の堤

江戸川

往年のファンに質問です。映画「男はつらいよ」の1作目。冒頭のシーンを覚えていますか?

江戸川の桜と柴又への押さえきれない望郷の思いを語る寅さんの口上で始まります。そしてネクタイと革靴を履いた(1作目だけ)寅次郎が矢切の渡しで帰ってきます

江戸川の川面の風に吹かれる寅次郎。船を降り河原の空気を胸いっぱい吸いながら、草原が広がる土手を登り、でこぼこ道の堤を帰ってくるのです。

「故郷に帰ってきた」という懐かしさや安心感が見事に表現されています。この矢切の渡しを使い江戸川の土手道を歩いて柴又に帰ってくるパターンは、ほとんどのシリーズで共通のプロローグとなります

やくざ者の寅次郎ですが、ふるさと柴又はあくまでも優しく迎えてくれるのです。

矢切の渡し船

松戸から船に乗って柴又に入れば、あなたも立派な車寅次郎です。「矢切の渡し」で船に乗り、江戸川の堤をぶらぶらと歩いてみませんか。

手土産をぶら下げて帰ってきた寅さんに、心の中できっと出会えるはずです。

細川たかしの大ヒット曲「矢切の渡し」や小説「野菊の墓」の舞台に

さて、寅さんとは切っても切れない縁の矢切の渡しですが、始まりは江戸初期の頃だそうです。当時は「金町・松戸の渡し」と呼ばれていました。

矢切の渡し看板

明治になると輸送手段の発達によって渡し船は次々に廃止され、現在、東京近郊で残っているのはこの「矢切の渡し」だけになりました。

伊藤左千夫の小説「野菊の墓」で淡い恋物語の舞台になったことや、細川たかしの演歌でも歌われた矢切の渡し。現在も往時のままの手漕ぎの船で運行されています。

基本情報

矢切の渡し
住所: 千葉県松戸市下矢切1257 (松戸側)
問合せ先: 047-363-9357
営業日:
●3月中旬から11月
毎日運航
●12月~3月上旬
土日・祝日のみ
営業時間: 10:00~16:00
休業日: 不定休(雨天時、強風時)
料金:
●中学生以上 200円
●子ども(4歳から小学生) 100円
アクセス:
● JR「松戸駅」西口より矢切の渡し行 終点「矢切の渡し」下車すぐ(土日祝日のみ
●JR「松戸駅」西口」旧矢切高校行「旧矢切高校」下車徒歩15分

寅さんが産湯をつかった柴又帝釈天

柴又帝釈天入口

柴又と言えば帝釈天ですね。柴又駅から続く細い参道の一番奥にあります。

このお寺の名前、正式には経栄山題教寺といい、江戸の寛永年間(1629年)に開基された日蓮宗のお寺です。当初、この寺には日蓮聖人御親刻といわれた帝釈天のご本尊が安置されていたとのことですが、いつのまにか行方不明に。

その後の安永8年(1779年)、本堂改修の際、梁上からご本尊を発見!。そんなことから、いつしか「帝釈様」が柴又界隈の人びとの愛称になっていきました。

帝釈天彫刻部分

帝釈様は「男はつらいよ」の映画で一躍全国に知られることになりましたが、映画だけではなく「彫刻のお寺」としても有名なのです。本堂の内外には数多くの木彫りが施されており、なかでも法華経の説話から木彫りした十枚の胴羽目彫刻は見事の一言。

大正末期から昭和9年にいたるまで、10数年の歳月をかけ10人の彫刻家が丹精込めて彫った法華経説話彫刻。必見です。

帝釈天境内

境内には寅さんおみくじや、寅さんが首から下げているお守りも販売されていますので、ファンの方はお忘れなく!

基本情報

柴又帝釈天
住所:東京都葛飾区柴又7-10-3
問合せ先: 03-3657-2886
開館時間: 9:30~17:30(土曜日は9:30~19:30 )
休館日:
12月28日から1月3日までは庭園のみ閉園となります。
彫刻ギャラリーは御覧いただけます。料金は半額となります。
拝観料:
● 庭園・彫刻ギャラリー共通(1名)
大人400円、子ども(小中学生)200円
団体20名以上は大人300円、学児 無料
アクセス:
●電車の場合
京成電鉄金町線「柴又駅」から徒歩3分 北総鉄道「新柴又駅」から徒歩12分
●バスの場合
JR「小岩駅」から京成バス金町行乗車「柴又帝釈天」下車
JR「金町駅」から京成バス小岩行乗車「柴又帝釈天」下車

さくらと博の結婚式場は川魚料亭「川甚(かわじん)」

天ぷら

さて、帝釈天でのお参りを済ませたら映画「男はつらいよ」の舞台になったところを巡ってみませんか。

まずは一作目で妹さくら(倍賞千恵子)とタコ社長の印刷所で働く博(前田吟)が、結婚披露宴を挙げる場面を思い出してください。仲人役のタコ社長が手形の決済で遅刻し、原付バイクで玄関先に慌てて乗り付けるシーンがありますが、あの割烹が川甚です。

江戸川の土手近くにある創業220年の老舗。柴又を代表する川魚料亭です。あの玄関は撮影当時のままだそうですよ。

寅さんの映画だけではなく、夏目漱石の「彼岸過迄」や尾崎士郎の「人生劇場」などの文学作品の舞台としても描かれています。

また、漫画家の手塚治虫氏、映画監督の黒澤明氏の色紙も展示されています。そんな有名人たちに愛された伝統の川魚料理をぜひ味わってみてください。

基本情報

川甚
住所:東京都葛飾区柴又7-19-14
問合せ先:03-3657-515
営業時間:
● 平日
昼食11:00~15:00/夕食(要予約)17:00~21:00
● 土日祝祭日
11:00~21:00(17:00以降要予約)
定休日:水曜日
アクセス:京成電鉄金町線「柴又駅」 から徒歩8分

桃井かおりと布施明の結婚式はここで!?帝釈天門前「川千家(かわちや) 」

川千家外観

割烹「川甚」と並んで柴又で有名な老舗川魚料理店といえば、帝釈天門前の川千家です。創業は安永年間(1770年代)ですから今から250年ほど前になります。

ちょうど題教寺で帝釈天が梁上から発見され「帝釈様」として参拝客が増えていった頃。茶店もなかった柴又で農夫たちが、江戸川の川魚を使った料理茶屋を開いたのが「川千家の始まり」だそうです。

さて、その川千家もシリーズ23作目「翔んでる寅次郎」に登場します。田園調布のお嬢様・ひとみ役の桃井かおりと、会社社長の御曹司・小柳邦夫役の布施明の結婚式です。

すったもんだのあげくに寅次郎が縁を取り持つことになるお話ですが、それは観てのお楽しみ。

川千屋のうな重

映画を観てから川千家の鰻を食べるのか。食べてから映画を観るのか。どちらにしても、鯉のあらい、鯉こく、鰻のあらい、天ぷら、どじょう柳川などなど川千家の料理をぜひ召しあがってください。

基本情報

川千屋
住所: 東京都葛飾区柴又7-6-16
問合せ先:03-3657-4151
営業時間: 11:00~19:00ラストオーダー
定休日: なし
アクセス:
●電車の場合
京成電鉄金町線「柴又駅」 から徒歩3分
●バス・車の場合
JR常磐線「金町駅」から車・バスで5分
JR総武線「小岩駅」から車で15分

寅さんの実家として撮影に使われた「門前とらや」は草団子一筋のお店

とらや店前

寅さんの実家と言えば、言わずとしれた「とらや」。ところで、映画に登場する「とらや」が帝釈天参道にある本物のお店だったのをご存じですか。

そうなんです。実は 4作目まで寅さんの実家として撮影が行われていたのが「門前とらや」です。創業は明治20年。当時の店名は「柴又屋」です。古くから参拝客のお食事処や草団子屋として親しまれてきました。

撮影当時は創業時からの古い建物でしたが、現在はリニューアルされています。その店内に撮影当時のまま残されているものがあります。それが、寅さんの部屋に上がる階段です。

帝釈天の門前からすぐのところにある「とらや」さん。北海道産の小豆で甘さを抑えた自家製の餡子を使った草団子は、昔どこかで食べたことがあるような懐かしい味がします。

基本情報

門前とらや
住所: 東京都葛飾区柴又7-7-5
問合せ先: 03-3659-8111
開館時間:
日10:00~17:30
土日祝祭日9:00~17:30
休館日: 不定休
団体予約 :
10名様以上からお食事セットあり
15名様以上でバスの駐車代(1日2000円分)サービス
アクセス:
●電車の場合
京成電鉄金町線「柴又駅」 から徒歩3分
●車の場合
車の場合は首都高速道路「四つ木IC」から国道6号、「柴又街道」へ

「男はつらいよ」の思い出がいっぱいの「髙屋屋老舗」

高木屋老舗前

柴又の草団子といったらもう一軒、忘れてはならないお店が「髙木屋老舗」さんです。創業は明治元年とのこと。

「門前とらや」と同様、古くから参拝客に食事や名物の草団子を提供してきた老舗のお店です。

その髙木屋老舗のお店に入ると、寅さんこと渥美清や山田洋二監督、さくら役の倍賞千恵子、博役の前田吟、タコ社長役の太宰久雄などレギュラーメンバーをはじめ、樫山文江さんやいしだあゆみさんなどマドンナたちと一緒に撮影した写真がたくさん飾られています。

写真だけではなく、渥美清さんからいただいたという「暖簾」や北海道ロケの記念にいただいたという木彫りなどなど、とにかく映画「男はつらいよ」に関する思い出のものがいっぱいです。

柴又で食べたい草団子

写真をみているだけでも、髙木屋さんの歴史を感じることができます。もちろん、草団子もお忘れなく。ヨモギの香りと餡子の味、そしてモチもちした団子の食感が絶品です。

基本情報

髙木屋老舗
住所:東京都葛飾区柴又7-7-4
問合せ先: 03-3657-3136
営業時間: 7:00~17:30
定休日:無休
団体予約: 10名様以上より。食事など詳しくはお問合せください
アクセス:京成電鉄金町線「柴又駅」から徒歩すぐ

ここは絶対に外せない!寅さん記念館

寅さん記念館外観

柴又に来たら、ここは絶対に外せません。それは「寅さん記念館」。映画「男はつらいよ」のすべての記憶がここにあるといってもいいでしょう。

館内には映画で使用された「とらや」(途中から「くるまや」)のセットが松竹撮影所からそのまま移設され、ファンならずとも、「男はつらいよ」の世界にどっぷりと浸かることができます。

1997年にオープンした記念館。山田洋二監督が「永遠に未完」というだけあって、3年に一度リニューアルが行われます

葛飾柴又寅さん記念館(C)松竹(株)
葛飾柴又寅さん記念館(C)松竹(株)

帝釈天でおすすめのランチと寅さん記念館

引用元:「屋形船の達人」東京屋形船通信より

2019年のリニューアルでは、エンディングコーナーが一新され、歴代のマドンナと柴又の風景、懐かしの場面が美しい映像で再現されています。

車一家のビギニングストーリーに始まり、「とらや」の茶の間の名場面から、タコ社長の印刷所、帝釈天参道のジオラマ、旧柴又駅舎や帝釈天鉄道の再現などなど、時間を忘れて「男はつらいよ」の世界に浸っていただけます。

寅さん記念館の下駄像

記念館の屋上にある柴又公園に登れば、帝釈天や江戸川の河原が一望です。寅さん記念館を通して山田監督が「日本人の心のふるさと」といった柴又の風景と人情をたっぷりと楽しんでください。

基本情報

寅さん記念館
住所:東京都葛飾区柴又6-22-19
問合せ先: 03-3657-3455
開館時間: 9:00~17:00(閉館前30分前までに入館ください)
休館日:
第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は直後の平日)
12月第3火・水・木曜日 ※年末年始は営業
入館料 :
●山田洋二ミュージアムとの共通券
一般 500円(400円)、児童生徒 300円(200円)、シルバー 400円
(  )内は団体料金
※シルバー券は当日窓口で販売
※団体券は20名以上から
※障がい者手帳をお持ちの方と介護者(1名)は無料
● 前売り券
一般 450円、児童生徒 270円(京成線主要駅で販売)
アクセス:
京成電鉄金町線「柴又駅」 から徒歩8分
JR常磐線・京成線ともに金町駅前初小岩行バスにて「柴又帝釈天」から徒歩12分
北総鉄道「新柴又駅」から徒歩12分

寅さん記念館に待ちに待ったTORAsan caféがオープンしました

「風の向くまま、気の向くまま、雲のように旅を続ける寅さんをイメージした特製カプチーノ」。

これは2019年4月にオープンしたTORAsan caféのオリジナルメニューの口上書きです。このほかにも「インテリの皆様にも労働者諸君にもお楽しみいただける力強いストレート」。

「寅さんが憧れる気品あふれるマドンナたちを思わせる芳醇なブレント」。どれもこれも「男はつらいよ」の世界を楽しめるメニューばかりです。

一番気になるのは限定メニューのクリーミーさくらソフト。妹さくらのように優しくて賢い?味がするんだろうなあ。寅さん記念館を巡った後は、TORAsan caféで一休みです。

基本情報

TORAsan cafe
住所: 東京都葛飾区柴又6丁目22-19
問合せ先:03-3657-3455 (寅さん記念館)
開館時間: 9:00~17:00(ラストオーダーは16:30)
休館日:
第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は直後の平日)
12月第3火・水・木曜日 ※年末年始は営業
アクセス:京成電鉄金町線「柴又駅」徒歩7分

山田洋二ミュージアムで映画に託した監督の思いに触れる

山田洋二ミュージアム

映画「男はつらいよ」の生みの親・山田洋二監督の半世紀におよぶ映画づくりへの思いや作品の魅力などに触れることができるのが、寅さん記念館に併設されている「山田洋二ミュージアム」です。

1931年生まれの山田監督。1954年に東大を卒業し松竹に助監督として入社。1961年「二階の他人」で監督デビュー。以来、フィルムメーカーとして数々の名作をつくってきました。

山田洋二監督
引用元:PRtimes

ミュージアムでは、そんな山田監督が追い続ける「家族」や「幸福」、高度成長の陰で失われていった大切なものへの思いなどを、9つのテーマを通した展示で紹介しています。

新作へかける監督の思い
引用元:Prtimes

2019年12月、50作目の「男はつらいよ」が公開され、老いてなお意欲的な創作活動を続ける山田監督の魅力と奥深さにぜひ触れてみてください。

基本情報

山田洋次ミュージアム
住所:東京都葛飾区柴又6-22-19
問合せ先: 03-3657-3455 (寅さん記念館)
開館時間: 9:00~17:00(閉館前30分前までに入館ください)
休館日:
第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は直後の平日)
12月第3火・水・木曜日 ※年末年始は営業
入館料 :
●葛飾柴又寅さん記念館との共通券
一般 500円(400円)、児童生徒 300円(200円)、シルバー 400円
(  )内は団体料金
※シルバー券は当日窓口で販売
※団体券は20名以上から
※障がい者手帳をお持ちの方と介護者(1名)は無料
アクセス:
京成電鉄金町線「柴又駅」から徒歩8分
JR常磐線・京成線ともに金町駅前初小岩行バスにて「柴又帝釈天」から徒歩12分
北総鉄道「新柴又駅」から徒歩12分

大正ロマンあふれる建物と庭園をながめる贅沢なひと時「山本亭」

寅さん記念館からほど近く。路地を歩いていると長屋門や土蔵などに囲まれた邸宅が現れます。これが山本亭です。

カメラ部品メーカーだった合資会社山本工場の創立者・山本栄之助氏の住居として建てられたもので、もともと浅草にあった住居を大正12年の関東大震災を機に現在の地に移転したものです。

山本亭洋室

この建物は趣のある書院造に洋風建築をとりいれた和洋折衷の建物で、当時の様式や佇まいを現在に残す貴重な建築として葛飾区の有形文化財にも指定されています。

建物の中に入ると、板張りの廊下に障子戸や明り取りの窓、違い棚など書院造の落ち着いた雰囲気が広がります。また270坪の書院庭園は、アメリカの日本庭園専門誌で3位に評価されたこともあるそうです。

山本亭庭園

大正ロマンあふれる建物と庭を眺めながら、しばし時間の経つのを忘れてみるのはいかがでしょう。

基本情報

山本亭
住所:東京都葛飾区柴又7-19-32
問合せ先:03-3657-3455 (寅さん記念館)
開館時間: 9:00~17:00
休館日:
第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は直後の平日)
12月第3火・水・木曜日
入館料:
100円
中学生以下及び障害者手帳をお持ちの方と介護者(同行者)1名は無料
※喫茶(抹茶など)の利用もできます(有料)
●寅さん記念館とのセット券で割引
一般   600円⇒550円
シルバー 500円⇒540円
団体   500円⇒450円
アクセス:
京成電鉄金町線「柴又駅」徒歩8分
JR常磐線・京成線「金町駅」から小岩行バスにて「柴又帝釈天」下車 徒歩7分

柴又駅のホームに立てばマドンナと寅さんの切ない思いがよみがえります

京成金町線柴又駅

「男はつらいよ」の世界を楽しむ柴又ツアーもいよいよクライマックスです。ツアーのプロローグの舞台は、矢切の渡しと江戸川でした。

土手道を歩きながらゆっくりと故郷をかみしめながら柴又に帰ってくる寅次郎。それとは反対に別れと旅立ちの舞台となるのが柴又駅です。

ホームに入ってくる電車、ドア越し立つ寅次郎とマドンナや妹さくら。発車のベルが鳴り終わりドアが閉まる。そして否応なく電車は走り去っていきます。

この間の言葉にはならないマドンナと寅次郎、さくらと寅次郎の心模様を描くのが山田洋二監督の真骨頂です。

そんな柴又駅の改札を出たところにあるのが寅さんの銅像です。この銅像は、旅に出る寅さんが後ろを振り返ったシーンをモチーフにしています。

1999年、地元商店会と観光客からの募金で建てられました。そして2017年にはその寅さんを見送る妹さくらの銅像も完成しました。やっぱり、柴又駅は寅さんにとって旅たちと別れの駅なんですね。

ちなみに柴又駅の開業はなんと明治32年。帝釈人道鉄道の駅として生まれた古い歴史がありました。「男はつらいよ」全49作。マドンナたちやさくらとの切ない別れと寅次郎の旅への出発を描いてきた柴又駅。

寅さん像とおじさん

ぜひホームに立って映画のシーンを振り返ってみてください。もしかすると、そこに寅さんがあのカバンを下げて立っているかもしてませんよ。

基本情報

柴又駅
住所: 東京都葛飾区柴又4-8-14
問合せ先: 03-3657-2619

<1日目>
東京駅(もしくは羽田空港)出発➡柴又散策&ランチ(帝釈天参拝・寅さん記念館・山田洋二ミュージアムなど)➡矢切の渡し・野菊の墓➡夜は屋形船で宴会➡都内で宿泊
<2日目>
ホテル発➡浅草散策&ランチ➡東京スカイツリー(R)観光&お土産購入➡東京駅(羽田空港)着終了

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