メッツァビレッジで開催される夏至祭2024
メイポールを立てて祝う「夏至祭」(2024年撮影)

短い夏を存分に楽しむ北欧では、6月下旬の夏至に最も近い土曜日とその前日の2日間を祝日とし、盛大に祝う「夏至祭(ミッドサマー)」が行われます。クリスマス同様、大切なお祭りで家族や友達とサマーコテージへと出かけ、かがり火を炊き、サウナに入り、BBQ・魚釣り・ダンス・パーティを楽しむなど、大変盛り上がるそうですよ。

埼玉県飯能市にある「メッツァビレッジ」では、日本で最も北欧が感じられる場所として人気。テーマパーク「ムーミンバレーパーク」が併設されているところでもあります。

2025年も5月24日(土)~6月22日(日)で開催が決定しました。北欧ゆかりのゲストが「夏至のかがり火」を点火し、火を囲んで誰でも気軽に参加できるダンス体験イベントを実施。

セレモニーやダンス参加のための花冠づくりのワークショップ、夏の風物詩のザリガニパーティー、週末にはヨガ・ネイチャーツアー・ノルディックウォーキングのアウトドア企画、北欧マーケットも開催されます。

「メッツァの夏至祭2024」の取材をもとに、イベントの見どころをご紹介していきましょう。

来園したらすぐに北欧気分!「ミッドサマーデコレーション」

メッツァビレッジのミッドサマーデコレーション
(2024年撮影)

駐車場からメッツァビレッジへ向かうエントランスでは「北欧8ヶ国の夏至の花冠ロード」がお出迎え。スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、アイスランド、ラトビア、エストニア、リトアニアそれぞれの国旗をモチーフにした飾り付けが華やかです。

夏至祭のシンボル「メイポール」
夏至祭のシンボル「メイポール」(2024年撮影)

メッツァビレッジの中へ進むと、宮沢湖の手前に夏至祭のシンボル「メイポール」が飾られています。「メイポール」は大きな木に白樺の葉や季節の草花を巻き付けて作る夏至祭のシンボル。

スウェーデンとフィンランドの中間の島「オーランド」のユニークなスタイルをモチーフに、まるで七夕飾りのような独特な飾り付けが目を惹きます。地元ではこのメイポールの周りで歌ったり、踊ったり、楽しく過ごすそうですよ。

この他イベント期間中を通して毎日楽しめるのは以下のプログラムです。

ミッドサマーライブラリー

ミッドサマーライブラリー
(2024年撮影)

飯能市立図書館・こども図書館から、北欧8ヶ国についての本をセレクト。フィンランド大使館からの寄贈本など約200冊を、実際に手に取って楽しむことができます(貸出は不可)。

場所は「スターバックスコーヒー 飯能メッツァビレッジ店」、「Craft bibliotek(クラフト ビブリオテック)」内です。

LiLiCoさんプロデュース「スウェーデン式ザリガニパーティ」

LiLiCoさんプロデュース「ザリガニパーティ」
(2024年撮影)

5月24日(土)・6月14日(土)13時からはスウェーデン出身のタレント・LiLiCoプロデュースによる「スウェーデン式ザリガニパーティ」。
本場さながらの、ザリガニのイラストが描かれた紙エプロンや帽子を身につけ、お祭りやパーティーでよく歌われる「ヘランゴー(Helan Gar)」という乾杯ソングをみんなで歌い、「スコール!(乾杯)」の掛け声とともにショットグラスに入った蒸留酒を飲み干します。

「ザリガニパーティ」はスウェーデン発祥で、夏の終わりにザリガニを食べながらお酒を楽しむイベントのこと。8月になり、ザリガニ漁が解禁になると、あちこちで家族や友人などが集まり、茹でたザリガニを山盛りにしてわいわい楽しむそうです。

スウェーデン式ザリガニパーティのメニュー
ミッドサマー・ザリガニスペシャルコース(2人前)(2024年撮影)

6月14日(土)の13時からの回は、LiLiCoさんと一緒に祝う特別回ですがすでにチケットはソールドアウトとなっていました。

乾杯酒はLiLiCoさんおススメの100%プラントベースの蒸留酒「REISHI GIN」を提供。「REUNION」の「REISHI GIN」は、キーボタニカルに国産の霊芝(REISHI)を採用しています。

環境再生型農業で植物を育み、醸造から蒸留まで手仕事によって作られた100%プラントベースの蒸留酒です。

REISHI GIN
REISHI GIN(2024年撮影)

ボトルにはリユースボトルを活用するなど、地球と人に優しいウェルネススピリッツ。霊芝特有の苦味とコク、そして山椒のスパイシーな味わいが楽しめます。

実際に試飲してみましたが、和の味わいと漢方のような不思議なテイスト。スパイスを入れたり、ソーダを入れるとより一層、味わいが引き立つそうです。

スウェーデン式ザリガニパーティ―のメニュー

  • Appetizer:オリーブとチーズのおつまみセット、自家製ドレッシングのザリガニサラダ
  • Skål:「REISHI GIN」もしくはリンゴジュース
  • Side:ノルディックプレート(ニシン3種盛り、トマト、ディルオニオン、マスタード、じゃがいも)
  • Main:国産ザリガニ(1人6匹)
  • Dessert:バニラアイス(ザリガニクッキー付)
  • ドリンク飲み放題:ハイボール、コークハイボール、レモンサワー、赤ワイン、白ワイン、ソフトドリンク(ウーロン茶・りんごジュース・コーラ)

1人プラス500円でビール飲み放題のオプションがあります。事前予約制でこちらから申し込みが可能。開催場所はメッツアビレッジの「ライトゥリ(カヌー乗り場デッキ付近)」です。
※雨天はウーテピルスに変更。

メイポールの周りで伝統的なミッドサマーダンスと音楽を楽しむ

ミッドサマーダンスのデモンストレーション
(2024年撮影)

夏至祭で踊る「ミッドサマーダンス」を紹介。5月24日(土)・6月21日(土)はフィンランドのフォークダンスを踊っているグループ「Usva」による、ダンスデモンストレーションが行われます。

代表の梶原サッラさんはフィンランドTurku(トゥルク)出身。1996年~2012年までフィンランドでフォークダンスグループVirsutに所属し、国内外のダンスフェスティバルやデモンストレーションに参加し、現在はフィンランドフォークダンス講師として活動されています。

6月14日(土)はMusikanterna(ミューシカンテルナ)による、スウェーデンのフォークダンスが披露されます。

5月24日(土)14時からはヴィッレ・ヒルトゥラさん&中山育美さん(フィンランド音楽演奏)を開催。14時30分からはメッツァウキオで、16時からはノルディックスクエアで生演奏をお楽しみください。

飯能の木材「西川材」の間伐材をアップサイクルした「夏至のかがり火」

夏至のかがり火
(画像提供:株式会社メッツァ)

「メッツァの夏至祭2025」期間中の土曜日、17時からおこなわれる「夏至のかがり火」。毎週末様々なゲストによる点灯セレモニーを予定しています。

フィンランドの夏至祭・風物詩といわれる「かがり火」は、現地のことばで“コッコ”と呼ばれ、夏至の間ずっと炊いて、悪霊を追い払い、豊作を願ったそうです。

「メッツァの夏至祭2025」で使用する木材は地元・飯能の木材「西川材」の間伐材を使用。燃え盛るかがり火とともに、湖畔で夏の訪れを楽しみましょう。

「メッツァの夏至祭2025」期間中は日替わりでさまざまなイベントが目白押し!事前予約が必要なものもあるので、詳しくは公式ホームページで確認してからお出かけくださいね。

日本ではまだあまりなじみのないイベント「夏至祭」。また、北欧の国々やバルト三国などの文化や伝統、歴史などもあまりご存じないという方も多いことでしょう。

この機会にぜひ、メッツァビレッジでその一端に触れてみてはいかがでしょうか。「ムーミンバレーパーク」でも、7月7日(日)まで「ムーミン谷とアンブレラ」を開催中。

2025年はムーミンの小説1作目の出版80周年という節目の年。さまざまなイベントが開催されています。

ぜひ合わせて、日帰りバス旅行で楽しんでみてはいかがでしょうか。

■取材協力

株式会社メッツァ

Information

メッツァビレッジ

【住所】埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
【アクセス】西武池袋線 「飯能駅北口」下車、「メッツァ」行き直行バスもしくは、「メッツァ経由武蔵高萩駅」行き路線バスで「メッツァ」停留所下車
【営業時間】平日10時〜18時、土日祝10時~19時
※「メッツァの夏至祭2025」は2025年5月24日(土)~6月22日(日)で開催中
※団体でバス駐車場を利用したい場合は事前予約が必要。

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