国の重要文化財「旧三笠ホテル」
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

関東エリア出発の社員旅行やグループ旅行で日帰りも可能な軽井沢。観光・グルメ・お買い物・街歩きに加え、冬はスキー・スノボーなどのウインタスポーツが楽しめるので、1年を通して魅力的な行き先となっています。

今回は軽井沢の超有名観光名所である国の重要文化財「旧三笠ホテル」が2025年10月1日(水)にリニューアルオープン。約5年半に渡る耐震補強を含む大規模保存修理工事を終えて、その全貌が明らかになりました。

「旧三笠ホテル」の歴史とともに見どころや魅力をご紹介しましょう。

重要文化財「旧三笠ホテル」とは?その歴史をちょこっと

(画像提供:株式会社日比谷花壇)

「旧三笠ホテル」は1905年(明治38年)に建てられた純西洋式の木造ホテル。1980年(昭和55年)に国の重要文化財に指定されています。

“軽井沢の鹿鳴館”としてその名をとどろかせた「旧三笠ホテル」

三笠ホテルは軽井沢の鹿鳴館と呼ばれるように
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

ホテルを開業したのは実業家である山本直良さん。公爵岩倉具視家に仕え、その後、実業家として十五銀行や日本郵船、明治製糖(DM三井製糖ホールディングス)の役員を務めました。

三笠山のふもとに25万坪の土地を購入。イギリスで学んだ岡田時太郎さんが設計、万平ホテルの初代・佐藤万平さんに監督を頼み、軽井沢の建築を数多く手がけた小林代造さんが棟梁に。

当初は外国人の利用が多かったホテルですが、やがて政財界人が数多く滞在するようになり、”軽井沢の鹿鳴館”と呼ばれるようになりました。

戦争中は外務省の出張所になり、戦後はアメリカ軍に接収。「三笠ハウス」として営業再開し、1970年(昭和45年)まで営業を続けました。

1980年(昭和55年)に軽井沢町へ寄贈、1983年(昭和58年)から一般公開をスタート

軽井沢へ寄贈され、重要文化財にも指定
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

1972年に日本長期信用銀行がホテルを買収。場所を移転した際、建築的価値のある本体部分を残し、食堂、調理場、浴室等は解体されることになりました。

1980年に軽井沢町へ寄贈され、同年に国の重要文化財に指定。年間約7万人の観光客が訪れる軽井沢屈指の観光名所となっています。

2020年(令和2年)から改修工事がスタート、2025年10月1日(水)にリニューアルオープン

往年の姿を取り戻した旧三笠ホテル
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

経年による各部の劣化や破損が顕著となってきたことを受け、耐震補強含む大規模な保存修理工事を実施することになり、2020年1月から閉館してきた「旧三笠ホテル」。

建物そのものの意匠はもちろんのこと、創業当初の家具やベッドを始め、電灯によるシャンデリア照明、英国製の水洗トイレ、タイル、カーペットなどの調度品が現存するという大変貴重なものです。

今回のリニューアルでは、ホテルとしての機能が整った昭和初期の姿に復原し、内装についても、基本的には当時の仕様へと復旧されています。建物内には朗読会等に活用できる貸室、カフェスペース、ミュージアムショップを併設。

当時のセレブ達が過ごした避暑地でのひと時を体感できる場所として蘇らせています。

「旧三笠ホテル」の見どころは?施設の概要

「旧三笠ホテル」は、建設当時の最先端・最高級の設備が整えられていました。日本人による木造純西洋式ホテルとしては、国内でも古い建物の一つです。

訪れた際にぜひ注目してほしいポイントをダイジェストでご紹介しましょう。

左右対称の外観にリズムをつくる意匠、細部まで凝った装飾などに注目

スティック・スタイルを採用して建築
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

「旧三笠ホテル」は全体をスティック・スタイル(19世紀後半のアメリカの建築スタイル)と呼ばれる様式で建てられているそうです。建築の意匠(デザイン)の上に「構成部材が構造体の表面に現われた」デザインを採用することで、 安定感のある美しさを表現したもの。

庇や軒、破風を大きく強調し、腕木や肘木、筋交、合掌、木造アーチなどを、壁の表面だけではなく壁から突き出して表現するのが特徴となっています。

八角形の塔屋
八角形の塔屋(画像提供:株式会社日比谷花壇)

「旧三笠ホテル」は、左右対称の外観を基本としながら、多角形の張出しや塔屋を設けて左右対称を崩す工夫がなされているのがポイント。軒を支える湾曲したブラケット、太縁の枠と幾何学模様のガラス窓等、細部まで見逃さないようにチェックしてみてくださいね。

当時の日本人たちが目を見張った、最先端・最高級の設備

エントランスロビー
エントランスロビー(画像提供:株式会社日比谷花壇)

館内へ足を踏み入れると、エレガントで落ち着いた雰囲気のエントランスロビーが出迎えてくれます。

カーテンボックスの意匠
カーテンボックスの意匠(画像提供:株式会社日比谷花壇)

カーテンボックスには、有島生馬さん(有島武郎さんの弟)がデザインした「三笠マーク」の周りに鶴と松を組み合わせた浮彫りがされているなど、職人の技量の高さがうかがえます。

館内の照明にも注目
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

軒を支える湾曲したブラケット(腕木)、建築当時のままのガラスが使われている幾何学模様の窓など…。デザイン性に優れた手の込んだ装飾が随所に施されているので、見ごたえがあります。

在りし日の客室の様子や避暑地軽井沢を紹介する1階展示室

旧三笠ホテルのスイートルームを再現した展示
スイートルームを再現した展示(画像提供:株式会社日比谷花壇)

1階の展示室・No.18では「旧三笠ホテル」のスイートルームを再現。浴室を含めた4室で構成されています。

当時の様子がわかるインテリア
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

避暑地として栄えてきた軽井沢の歴史と合わせて、往年のホテルの様子やリゾートとしての賑わいを体感できる展示の1つです。

「旧三笠ホテル」の歴史、改修工事についての資料等を紹介する2階展示室

2階展示室
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

2階にある展示室No.7~8では旧三笠ホテルの歴史にまつわる資料が、No.9〜10では進駐軍時代、三笠ハウス時代の資料が展示されています。

また、展示室No.11では令和の修理工事についての映像資料等を展示。リニューアルまでの道のりを知ることができます。

優雅なひと時を過ごせるカフェ「CAFE MIKASA HOTEL 1906」

CAFE MIKASA HOTEL 1906
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

2階にある客室4部屋の雰囲気をそのまま活かしたカフェ「CAFE MIKASA HOTEL 1906」。国内外のセレブたちが利用していた時代に想いを馳せながら、食事やコーヒー、デザートが楽しめます。

三笠ホテルビーフカレー

三笠ホテルビーフカレー
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

有島武郎や近衛文磨、大隈重信、渋沢栄一ら多くの政治家、財界人、文化人に親しまれた三笠ホテルのカレー。当時のレシピを忠実に再現しつつ、現代人の舌にも合うようアレンジされて蘇った幻の味です(数量限定)。

軽井沢アップルパイ

軽井沢アップルパイ
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

信州産のりんごをふんだんに使ったアップルパイ。バニラアイスが添えられています。

「旧三笠ホテル」オリジナルブレンド珈琲

旧三笠ホテル オリジナルブレンド珈琲
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

ミカド珈琲による「旧三笠ホテル」オリジナルブレンド復刻版を楽しめます。香ばしく華やかな甘い香りと、ミディアムボディのマイルドな苦味にコロンビア特有のコクが凝縮した味わいです。

この他にも「マドレーヌチーズバーガー」「フラワーゼリー」などのスイーツや、ハーブティー、ノンアルコールスパークリング、信州りんごジュースなども楽しめます。

オリジナルグッズをお土産に「ミュージアムショップ」

旧三笠ホテルのオリジナルグッズ
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

1階ロビーのお向かいには「ミュージアムショップ」があります。ここでしか買えないオリジナルグッズ、書籍、ポストカードなどを販売。

クラシックホテルの思い出をご自宅に持ち帰ってみてはいかがでしょうか。

明治後期〜大正時代にタイムスリップ!「レトロ衣装体験」

「レトロ衣装体験」
(画像提供:株式会社日比谷花壇)

「旧三笠ホテル」を訪れていた富豪や財政界の要人たちの気分を体験できる「レトロ衣装体験」。ドレスをレンタルして館内で記念撮影はいかがでしょうか。
思い出に残る1枚を残せますね。

体験メニュー詳細

【受付時間】9時~14時(前日まで予約有、精算当日)
※事前予約推奨
【体験時間】ドレス選び・お着換え等で約20~30分、着用時間2時間
【レンタル料金】2,000円/1着
※ドレスサイズは7号と9号
※ヘアメークサービスはありません
【受付場所】ミュージアムショップ
詳しくはこちら≫

朗読会や撮影、座談会などに利用できる貸室もあり

貸室「ふじ」
貸室「ふじ」(画像提供:株式会社日比谷花壇)

朗読やスケッチ、座談会などに利用できる「貸室ふじ」「貸室やまぶき」の2つがあります。

貸室「やまぶき」(画像提供:株式会社日比谷花壇)
貸室「やまぶき」(画像提供:株式会社日比谷花壇)

館内で購入したものは飲食可能ですが、外部から持ち込んだものは不可。危険物、火気発生の恐れがあるもの、音響設備は持ち込みできません。

貸室利用詳細

【利用時間】半日(4時間以内)9時~13時または13時~17時/1日(4時間以上、8時間以内)
【利用料金】半日 30,000円・1日 50,000円
※貸出備品は机、椅子等、冷房なし、暖房あり
※アルコール類の持ち込み、利用不可
※ゴミはすべて持ち帰り
※敷地内はすべて禁煙(電子タバコを含む)
※貸室での大音量の音出し及び共有スペース(階段・通路等)での音出し、備品等の無断使用、他の利用者が入っている貸室内への無断立ち入りはご遠慮ください
詳しくはこちら≫

旧軽井沢銀座から白糸の滝へ向かう途中にある「旧三笠ホテル」。バスでの周遊コースにぜひ加えてみてはいかがでしょうか。

軽井沢の避暑地としての歴史や、明治・大正期の時代の空気を身近に感じられる魅力的なスポット。フォトウェディングスポットとしてもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

Information

旧三笠ホテル
開館時間:9時~17時(最終入館は16時30分)、水曜・年末年始(12/28~1/13)休み
※その日が祝祭日の場合はその後の最初の平日
※7月15日~10月31日までを除く
入館料:高校生以上1,000円、小中学生500円
※20名以上の団体は割引あり
住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1339番地342
問合せ:0267-48-6341
観光バス駐車場:1台分あり

■取材協力

株式会社日比谷花壇

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