行って良かった！1泊2日社員旅行プラン【広島発】出雲・松江周遊バスツアー

「社員旅行の幹事を任されたけど、場所が選べない・・・」そんな悩める幹事さん必見の『行ってよかった社員旅行』シリーズ。社員旅行専門の旅行会社に取材して、実際にお客さんから好評だったオリジナルプランを厳選してお届けします。

今回、1泊2日の社員旅行プランを教えていただいたのは、広島県にある旅行会社「三矢旅行広島」。島根県の玉造温泉に宿泊し、日本神話のふるさと出雲と松江を周遊する社員旅行バスツアーです。

出雲大社に出雲そば、松江城に八重垣神社など、日本神話ゆかりの地や出雲と松江の歴史・文化に触れる、定番にして奥深い内容になっています。

玉造温泉宿泊！出雲・松江の神話と歴史に触れる1泊2日モデルコース

団体での旅行には、貸切バスが便利でリーズナブル。出発地は内田観光サービスがある広島県の宇品港です。

縁結びスポットとして知られる出雲大社や八重樫神社、美肌効果で有名な玉造温泉と、女性が多い職場向け？と思われるかもしれません。けれど、「三矢旅行広島」では自衛隊学校の卒業旅行で好評だったそう。

出雲大社は恋愛だけでなく様々な人とのご縁を祈願できるので、年齢性別関係なくおすすめです。

旅行会社からのコメント

「自衛隊学校の卒業旅行で好評だったプランです。
日本全国から集まっているため、こてこての山陰旅行。昼食もザ・定番ですが、それも含めて好評でした。」

【1日目】

時間	スケジュール
9時00分	宇品港出発（貸切バス）・途中トイレ休憩1回
12時10分～14時10分	出雲大社〜神門通り（参拝〜割子そばランチ）
14時15分～15時00分	島根ワイナリー（工場見学、試飲、ショッピング）
16時00分頃	玉造温泉着・宿泊

【2日目】

時間	スケジュール
9時	チェックアウト
9時20分～11時20分	松江城（見学）〜塩見縄手（自由散策）
11時20分～12時30分	ぐるっと松江・堀川めぐり（松江堀川遊覧船）
12時40分～13時40分	宍道湖しじみ館（ランチ）
14時00分～14時40分	八重垣神社（出雲国信仏霊場第十四番）
17時40分着	宇品港帰着・途中トイレ休憩1回

【1人当たりの予算目安：3万円前後】
料金に含まれるもの：
●貸切大型観光バス（2日間）チャーター費用
●高速料金、バス駐車場、ドライバーの宿泊費
●温泉宿泊料金（1泊1食付き）/宴会料金
●ランチ代2日分
●施設見学料
●旅行保険料
※参加者27名、土日利用の場合の目安。
料金はあくまでも概算です。出発時期やプラン内容によって変わりますので、お気軽に「団体旅行ナビ」にご相談ください！

モデルプランの見どころをチェック！

今回の玉造温泉1泊2日社員旅行プランで、ここは見逃せないというポイントをダイジェストにご紹介していきましょう。

日本全国の神々が集まる「出雲大社」

神の国・出雲には日本神話ゆかりの神社をはじめたくさんの神社が存在します。その中でも象徴的な存在なのが出雲大社です。

古事記によれば、主祭神である“大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）＝だいこく様”が天照大神（あまてらすおおみかみ）に国を譲る際に建てた宮殿が、出雲大社の始まりとされています。

毎年、神無月には日本全国から八百万の神々が出雲大社に集まるというのは有名な話で、その時神々は私たち人間同士の縁について話し合うといわれています。そのことから、現代では縁結びのパワースポットとしても多くの参拝客が足を運んでいます。

一般的な神社の参拝方法は“二礼二拍手一礼”ですが、出雲大社では“二礼四拍手一礼”が正式な参拝方法となっているので、お間違いなくなく。

基本情報

出雲大社
所在地：島根県出雲市大社町杵築東195

出雲に行くなら立ち寄りたい＆食べたい！「神門通りで出雲そばランチ」

出雲大社に足を運ぶなら、神門通りの散策も楽しみの一つです。

神門通りとは、出雲大社の玄関口「勢溜（せいだまり）の大鳥居」から「宇迦橋（うがばし）の大鳥居」までの約800mの表参道の事。出雲そばをはじめとする食事処や土産物屋、甘味どころやおしゃれなカフェなどが軒を連ねる石畳の参道は、歩いているだけで心が華やぎます。

そば粉を甘皮まで一緒に臼で引いて作る出雲そばの色は、一般的なそばよりも色が黒っぽいのが特徴です。割子と呼ばれる朱塗りの丸い器に盛られていて、その上に出汁を注いで食べるため、割子そばとも呼ばれています。

神門通り
所在地：島根県出雲市大社町杵築南

島根和牛のバーベキューハウスも併設「島根ワイナリー」

出雲大社から車で5分ほどのところにある島根ワイナリーの起源は、昭和34年。当時は「有限会社大社ぶどう加工所」としてワイン醸造をしていました。

昭和61年に「島根ワイナリー」となり、さらに平成20年には自社農園「横田ヴィンヤード」を開園。ワイナリーでは無料でワインの製造工程を見学できるほか、試飲即売館では約10種類のワインとぶどうジュースの試飲も可能です。

また、有料でプレミアムやスペシャルシリーズのワインも味わうことができるワインバル、ワインのほかワイン入りの洋菓子・和菓子やワイングラスなどを販売しているお土産コーナーもみのがせません。島根和牛をワインと一緒に堪能できるバーベキューハウスは500名まで収容可能なので、団体でも安心です。

基本情報

島根ワイナリー
所在地：島根県出雲市大社町菱根菱根上264-2

古代から美肌効果がうたわれている「玉造温泉」

今から約1300年前にはすでに名湯として知られていた、日本最古の温泉・玉造。なんとその頃から美肌効果があるとされていて、西暦733年編纂の『出雲国風土記』には“一度入浴すればお肌が若返るようになり、二度浴すればどんな病も治癒してしまう。”と書かれているのだそう。

お肌にハリと潤いを与える硫酸イオン・お肌の表面に塩の膜を作り潤いを逃さない塩化物泉・化粧品にも使われる潤い成分のメタケイ酸が多く含まれている上に、弱アルカリ性の泉質は古い角質や汚れを落とす効果アリと、玉造温泉の美肌効果は科学的にも根拠が示されています。

フォトスポットにもなっている「恋叶い橋」や幻想的にライトアップされる「キラキラ橋」、触って祈れば願いが叶う「願い石」など、温泉街にも見所多数。昔から良質なメノウが採れ、勾玉作りの地として栄えてきたことから、温泉街のいたるところに勾玉が配置されています。

基本情報

玉造温泉
所在地：島根県松江市玉湯町玉造32-7

日本に現存する唯一の正統天守「松江城」

1611年に落成し、1871年に廃城となった松江城。廃城された後、諸建造物と三の丸御殿は民間に払い下げとなり撤去されましたが、天守閣だけは地元の豪農や本藩士により買い戻され、現代に至るまで保存されています。

日本には12の天守が現存していますが、その中でも天守閣から360度見渡せる望楼型で、5重以上の構造であることが条件とされる正統天守は松江城のみ。天守は国宝に、城跡は史跡に指定されています。

また、約200本の桜がうえられている松江城山公園はさくらの名所としても知られ、日本さくら名所100選にも選ばれています。

基本情報

松江城
所在地：島根県松江市殿町1-5

江戸時代の松江に思いを巡らす「塩見縄手」

松江城の北側、お堀沿いに約500m続く塩見縄手。江戸時代の武家屋敷が建ち並び、当時の面影を色濃く残す通りです。

資料館として一般公開されている武家屋敷のほかにも、松江市でいっとき暮らしていた小泉八雲と妻・セツの「旧居」や「小泉八雲資料館」、松江藩第7代藩主・松平治郷が建てた茶室「明々庵」、茶道関連の美術品が多く所蔵されている「田部美術館」など、松江の古い歴史や文化に触れることができます。

屋形船が行き来するお堀、存在感たっぷりの杉の巨木。その歴史を感じる街並みは市の伝統美観地区に指定されているほか、「日本の道百選」にも選定されています。