登山・山岳部・ワンダーフォーゲル部の合宿

最近のコロナ禍で登山人気が高まっています。学校の部活として山岳部やワンダーフォーゲル部、山歩きサークルなど、本格的なものから気軽なものまでさまざまですね。

山登りに必要な装備などの準備の他、登り口と下山口が異なる場合、尾根伝いに縦走するなど、交通手段の手配もいろいろ面倒なことがあります。

山岳部やワンダーフォーゲル部などの合宿で行き先を選ぶときはどんなことに気をつければいいのか、人気の場所はどこなのか。そんな合宿幹事さんのお悩みに答えます。

登山やハイキングなど山歩きに必要な基礎知識や体力を身に付ける

山歩きに必要な基礎知識・体力

新入部員が入部してからまず初めに行うのは、各自のレベルチェック。体力や精神力、山の中で必要な炊事の仕方、テント張り、万が一の場合の応急措置など、自然を相手にする場合の準備や心得が大切です。

普段の部活ではこういった基礎知識を座学、実際の装備準備、扱い方、基礎体力をつけるトレーニングを積み、まずは近場の山から日帰りで実践を積み、夏山や秋山などで縦走・テント泊デビューという流れでしょうか。

人数の多い部活の場合は、いくつかのパーティに分かれて違うルートで登るというケースもあります。仲間と協力し合い、励まし合いながら絆を深めることができるのも山登りの魅力ですね。

ハイキングや気軽な山歩き、トレッキングを楽しむ合宿

トレッキング・八方尾根
八方尾根

このところのアウトドアブームの流れで、自然との触れ合いを楽しむアクティビティの一つとして、ハイキングやトレッキング楽しむという方が多いようです。

登山は山頂を目指して登るものですが、山の周辺を気軽に歩くトレッキングや高原などを歩くハイキングを楽しむサークルや部活もあることでしょう。

写真撮影やスケッチ、お花畑を巡る、森林浴を楽しむなど、短い時間でリフレッシュできるのも魅力。無理のない範囲で楽しむのがベストです。

ハイキングやトレッキングなどにおススメの行き先

青森県 紅葉の白神山地 ~十二湖・青池~
白神山地「青池」

気軽な山歩き、トレッキングが楽しめるスポットは以下のようなところがあります。

  • 知床五湖:湖畔に広がる原生林を歩けば、野生動物に出会えるかも
  • 白神山地:世界最大級のブナ原生林で手付かずの美しい自然を満喫
  • 月山:リフトを利用するコースなどは比較的チャレンジしやすい、雪渓が少なくなる8月に登るのがおススメ
  • 尾瀬国立公園:福島県、群馬県、栃木県、新潟県の4県にまたがる広大な国立公園、ミズバショウの群生が有名
  • 宝登山:ロープウェイを使うこともでき、山頂にある「宝登山神社奥宮」はパワースポットで有名
  • 上高地:美しい山岳風景を楽しめる気軽なコース、体力に合わせて選べるのが魅力
  • 御在所岳:奇岩・珍岩が随所にそびえる絶景が人気
  • 大台ヶ原:奈良・三重の県境にあり、美しい原生林が広がる関西の秘境と呼ばれるスポット
  • 大山(だいせん):西日本最大のブナ林やダイセンキャラボクの群生が見られる夏山登山コースが人気
  • 屋久島:一度は見てみたい縄文杉。体力がある方から初心者までコースが選べます

この他、現地ガイドをお願いするなど、プロの手を借りながら安全に、見どころを見逃さないように楽しむのもおススメです。

ハイキングやトレッキングの準備・注意点

夏でも防寒具・レインウェアは必須

いくら気軽な山歩きといっても油断は禁物。突然の雨で体力を奪われる場合もあります。

最低でもザックカバー、レインウェア、帽子、防寒具は必需品。夏でも標高により気温が下がるので、軽くて濡れても体を冷やさず、簡単に重ね着できるものがベストです。

また白馬岳や月山など、夏でも雪渓が残っているところなどは、アイゼンが必要な場合もあります。行き先の情報をしっかり入手して備えましょう。

7月の月山はまだ雪が残る
7月の月山はまだ雪渓が残るのでアイゼンが必要

水筒やペットボトル飲料の量にも注意。特に夏場は汗をかくので多めに持っていくのと、簡単に塩分が補給できる塩タブレット、エネルギー補給に飴・チョコレート、即効性のあるアミノ酸系ゼリーなども持参していくのがおススメです。

山岳部やワンダーフォーゲル部など本格的な登山を目指す合宿

剣岳
剣岳

本格的な登山を行う場合「山岳部」「ワンダーフォーゲル部」という名称で活動していることが多いでしょう。

両者の違いは学校ごとににより異なるので、一概に定義しにくいものがありますが、一般的にはワンダーフォーゲル部の場合、登頂だけではなく幅広い活動を行うということが多いようです。

一般的な登山道を昇るだけではなく、クライミングや雪山にも登る、沢登りや山岳スキーを楽しむなどいろいろな活動あります。

初心者からベテランまでそれぞれの技量にあった登山を行うこと。万が一の場合は、登山を中止して戻る決断力が重要です。

爽快な稜線歩きから縦走登山、登頂困難な山まで

飯豊山
飯豊山(いいでさん)

本格的な登山を目指す山岳部やワンダーフォーゲル部。人気の高い行き先としては以下のようなところが挙げられます。

  • 石狩岳(北海道):川上町と上士幌町の間にあり、東大雪山の主峰。大雪山の縦走起点として人気で山頂からは大雪山系、十勝連峰の山々を臨む絶景が魅力。
  • 飯豊山(福島県):山形・新潟・福島県にまたがる飯豊連峰の主峰。山頂までの距離が長く難易度が高いことで有名。縦走での登頂が一般的。
  • 那須岳(栃木県):今も噴煙を上げる茶臼岳から朝日岳、三本槍岳へと稜線歩きが楽しい日本百名山
  • 塔ノ岳(神奈川県):表丹沢最高峰山頂からは富士山を臨める、鍋割山や丹沢山への縦走も可能
  • 瑞牆山(山梨県):日帰りでも登り応えがありますが、金峰山や甲武信ヶ岳の縦走も魅力的
  • 白馬岳(長野県):朝日岳、唐松岳・五竜岳を山々に囲まれているので登頂だけではなく縦走など豊富なコース取りが可能
  • 立山三山(富山県):北アルプス北部に位置する立山連峰。立山(雄山・大汝山・富士ノ折立の総称)と浄土山、北の別山を合わせて立山三山。3,000m峰の縦走にチャレンジできます。
  • 八経ヶ岳(奈良県):世界遺産・大鋒山系の中核をなす関西地方最高峰。弥山・釈迦ヶ岳と縦走が可能で修験道の気分を味わえます。
  • 石立山(徳島県):高知県と徳島県にまたがる石立山は四国の北アルプスともいわれる難易度の高い山。中東山や高ノ瀬、捨身嶽など縦走コースもあり。
  • 宮之浦岳(鹿児島県屋久島):九州の最高峰で降雨量と距離の長さがネック。途中神秘的な原生林を抜け、山頂からは東シナ海や硫黄岳、種子島まで見渡せる眺望の良さが魅力。

山岳部やワンダーフォーゲル部など、本格的な登山の場合、一人ひとりの荷物が多く登山道までの移動が大変です。最寄り駅から登山道までの送迎用にバスを手配、下山口まで迎えに来てもらうなど行程に合わせた手配を検討しましょう。

また、下山後に立ち寄り温泉でさっぱりと汗を流したい、旅館やホテルに1泊して反省会や親睦会を行うなど、要望に合わせた手配も可能です。

登山口までの送迎用に人気の貸切バス

貸切バスは登山送迎に人気
(撮影協力:アビコ西武観光)

貸切バスには3種類のサイズがあります。20名前後乗れるマイクロバス、27名定員の中型バス、43~45名乗れる大型バスです。

マイクロバスは荷物室がないので、空いている座席をつぶして荷物を載せることになります。定員いっぱいの場合は、車体下にトランクスペースがある一つ上の中型バスを借りるようにしましょう。

また、登山口まで大きな車体のバスが通行できるかどうかも要チェックです。上高地や立山などは車両規制があり、観光バス・マイクロバス乗り入れ規制日が設けられています。

送迎を依頼する場合は、旅行会社を通じてバスが通れるかどうかも確認しましょう。

また、送迎バスのみの手配を希望する場合は、姉妹サイト「貸切バスの達人」が便利です。

登山・ハイキング・トレッキング合宿でよくある質問

よくある質問

Q.早朝から登山する場合、現地で前泊か夜行か迷っています

A.山登りは体力・気力勝負。できれば前泊して万全の体制で臨みたいものです。

早朝出立が可能な宿、宿から登山口まで離れている場合は、送迎バスも含め相談してみましょう。

Q.合宿のついでにちょっとした観光やアクティビティなども検討しています

A.はい、大丈夫です!行き先に合わせた観光の提案や親睦を深めるための食事会、アクティビティなど予算に合わせて提案してもらえますよ。

Q.合宿前の下見はできますか?

A.もちろん、大丈夫です。気軽に相談してください。

登山・ハイキング・トレッキングなど、山歩きの合宿は旅行会社を活用しよう!

山登りの合宿幹事は大変

宿の手配や移動手段の手配。それ以外にも日程を決めたり集金したり、合宿幹事さんはやることが多くてとっても大変です。

ハイキングやトレッキングなど、山歩きをテーマとした合宿に行くときは旅行会社に面倒なことはまとめてお願いするのが一番簡単でおすすめです!旅行会社に相談すれば、条件にぴったりの場所を探してくれますし、宿泊先も交通手段も一気に予約できちゃいます。

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