鉄道会社が取り組むコロナウイルス対策について

2021年3月中旬までに実施が予定されている「Go To Travel」キャンペーン。10月1日から東京都も対象になります!

1回目は「Go To Travel」キャンペーンをお得に活用するコツについて解説。2回目は旅行業界全体が取り組む新型コロナウイルス感染予防対策、3回目は宿泊施設の安全対策、4回目は貸切バスでの対策についてご紹介しました。

今回は旅行先までの移動手段としてはもちろん、乗ることそのものが楽しみという方も多い鉄道でのコロナウイルス予防対策について解説。特に窓が開かない特急や新幹線の利用をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。

ぜひ参考になさってください。

新型コロナウイルス感染症対策、鉄道(列車)での取り組みはどうなってる?

新型コロナウイルス感染予防対策については、鉄道連絡会(JR各社、日本民営鉄道協会、日本地下鉄協会などで組織)から「鉄軌道事業における新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドライン(第1版)」が示されました(2020年5月14日)。

それ以外にも、国土交通省のホームページにて各鉄道事業者ごとの感染症対策取り組み状況が開示されているので、利用している路線があれば、こちらを参考にされるといいかもしれません。

鉄道会社が取り組む新型コロナウイルス感染防止対策

鉄道会社が独自に取り組む対策

鉄道会社が取り組む感染予防対策は以下の通りです。

  1. 換気の敢行(空調の活用や窓開けなど)
  2. 混雑の緩和(時差通勤やテレワークへの協力依頼、混雑状況の情報提供)
  3. 座席位置への配慮(指定席販売時など)
  4. 駅構内の改札口、乗車券売り場、案内場にアクリル板、ビニールカーテン等を設置
    行列ができる場合は、間隔を開けて並ぶように案内する
  5. 車内販売ではマスク着用、定期的な手洗い、手指の消毒を行った上で提供
  6. 不特定多数が触る場所(手すり、つり革、券売機など)は特に念入り)に清掃、消毒を行い、使用頻度が多い場合は消毒回数を増やす
    トイレも不特定多数が触れる場所は消毒の回数を増やす
  7. トイレを流す際は、蓋を占めてから流すようお願いし、ハンドドライヤーの利用を停止する
  8. 新幹線駅等、利用者が多い場所には消毒液の設置等も行う
  9. 鉄道会社の従業員に対し、健康管理(体温測定や体調の把握など)を徹底
  10. お客様へ旅行時の感染予防策のお願いと方法を周知する

電車の窓開け換気効果は?窓の開かない新幹線はどうなる?

窓が開かない新幹線は大丈夫?

通勤で利用している列車は窓開けと空調による換気を併用しているところが多いと思います。でも、特急や新幹線では窓が空きません。

この場合、適切に換気されているのかどうか気になります。

実は特急や新幹線などでは、もともと窓が開かない構造のため、しっかりと換気できるように設計されているそう!約6~8分で入れ替わることをJR東日本・東海などが発表しています。

メカニズムとしては、列車の外から取り込んだ空気を車内に送り込み、排気扇を使って排出しています。

特に新幹線な車内の気密性が高いため、空調装置以外にも「連続換気装置」が備わっており、急激な気圧変動を抑えつつ、吸排気できる構造を持っているとか!

確かに新幹線の中って、お弁当を食べたり、お酒を飲んだりしていますが、匂いがあまり気にならない気がします。

JR東海では新型コロナウイルス感染症対策についてまとめた内容を発表していますので、気になる方はぜひ参考になさってください。

ローカル線や通勤電車の場合の換気は十分?

ローカル列車の換気は?

ちなみに「通勤列車の換気はどうなの?」という方。安心してください、時速70㎞程度で走行する標準的な列車で、窓を10㎝程度開けておくと、車内の空気が概ね5~6分に1回入れ替わるというシミュレーション結果がでています。

気になる方は、国土交通省のホームページに掲載されている、(公財)鉄道総合技術研究所「窓開け等による車内換気効果に関する数値シミュレーション(試算)」も参考にしてみてくださいね。

また鉄道会社によっては、窓を開けていなくてもしっかり車内換気ができるような通風機を備えているところもあります。特に夏場は冷房が効かないとしんどいですよね。

窓開け換気については各鉄道会社によって対応が違いますので、ご利用の鉄道会社のホームページなどを参考になさってください。

鉄道(特急・新幹線)を旅行で利用する場合、お客様にご協力いただきたいこと

列車を利用しての旅行マナー

特急や新幹線で移動して、そこから貸切バスに乗り換えて旅行を楽しむという団体・グループも多いでと思います。そんな時はぜひ、以下のような行動を心がけてください。

  1. 車内ではマスク着用
  2. 車内での席の移動や会話を控える
  3. 座席を回転させ対面状態での利用は避ける
  4. デッキを利用する場合は周りに配慮し、飲食を控える
  5. トイレ利用の場合は、便器のふたを閉めてから洗浄ボタンを押す

最も重要なのは、体調がすぐれない場合は、旅行参加を取りやめることが重要です。

≫旅行者のマナーについてもっと詳しく

新型コロナウイルス感染が疑われる旅行参加者が出た場合は?

感染が疑われる旅行者が出た場合

旅行中に発熱や呼吸困難、けん怠感などの症状を自覚した場合は、すみやかに旅行会社(添乗員付きのツアーなら添乗員)に連絡。対応は以下の通りです。

  • 体調不良を訴えるお客様が出た場合は速やかにツアーから離団していただく
  • ツアーを離団したお客様が自宅等に戻るために必要な旅行サービスを手配する準備
  • 感染者のプライバシー保護を講じつつ、旅行先の保健所へ連絡し、医療機関受診などの対応を相談する
  • 宿泊を伴う旅行の場合は、宿泊先や立ち寄り先等に連絡
  • 他の乗客と接触しないよう、待機場所等を現地の保健所などと相談する

万が一、体調を崩した場合は、旅行参加を取りやめるのが重要ですよ!

自分たちで新幹線などを手配すると損しちゃう!?

個人で手配は損をする

個人で「Go To Travel」キャンペーンを利用し旅行に行こうと計画中の方も多いですよね。実は補助の対象になるのは、旅館・ホテルの費用のみだったご存じでしたか?

つまり、自分たちで新幹線などを予約した場合は、キャンペーン(旅費35%補助)の対象外なんです。

しかし、旅行会社でよく販売されている列車+宿泊施設をセットにしたフリープラン(ツアー)なら全額補助の対象に!これはもう利用したに手はないですね。

旅行会社にまとめてがお得

この「Go To Travel」キャンペーンは、新幹線や特急を利用したサークル旅行や職場旅行などの団体・グループ旅行にも利用できます。また、宿泊施設を伴う寝台列車も対象になる予定。

ぜひ、旅行会社にお願いしていつもよりもお得に安全にアフターコロナの旅を楽しみましょう。

▼お得な助成金情報・コロナウイルス対策はこちら
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▼旅行に行っても大丈夫?気になるコロナウイルス対策
≫旅行会社の対応
≫宿泊施設の対応
≫貸切バスの対応
≫鉄道(新幹線・特急)の対応
≫航空会社(飛行機)の対応
≫飲食店の対応

▼国内旅行はこちらも参考に
≫国内団体旅行プラン・行き先選びのヒント
≫大人数・複数家族旅行の行き先選びヒント
≫社員旅行行き先選びのヒント
≫日帰りバス旅行行き先選びのヒント
≫修学旅行の得意な旅行会社情報

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